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ピエール瀧、恋愛映画で激変!「なぜこの役を自分に?」

映画『マリの話』より成田結美&ピエール瀧
映画『マリの話』より成田結美&ピエール瀧 - (C)2023 ドゥヴィネット

 電気グルーヴピエール瀧が、成田結美主演の映画『マリの話』(12月8日公開)で、これまでとガラリと異なる役柄に挑んでいることが明らかになった。俳優としては、白石和彌監督の映画『凶悪』(2013)や『サニー/32』(2017)、『孤狼の血』(2017)などの強面のイメージで知られるピエールだが、本作では恋と映画づくりに奔走する情熱的な映画監督にふんしており、公開された場面写真、特報映像でその一端が見られる。ピエール瀧は出演を決めた理由について「僕も『なぜこの役を自分に依頼したのでしょう?』と監督に聞きたいです。つまり、それくらいこれまでと違った角度の依頼だったということです。そういうのって何かありそうで楽しそうじゃないですか(笑)」と答えている。

【動画】ピエール瀧が激変!『マリの話』特報

 本作は、海辺の町で脚本を書くスランプ中の映画監督・杉田(ピエール瀧)が、偶然出会ったマリ(成田結美)という若い女性に心奪われ、二人の映画づくりが始まるも、突然杉田が失踪。喪失感に苦むマリは愛猫を探すフミコと出会い、人生を変えるような対話をする……というストーリー。夢と現実が入り混じる大胆な構成で描かれる。監督は、濱口竜介監督の『ハッピーアワー』(2015)、『偶然と想像』(2021)で助監督を務め、ひと夏の恋愛を描いた短編映画『二十代の夏』(2017)がフランス・ベルフォール国際映画祭でグランプリ&観客賞を受賞した高野徹。本作が初の長編作品となる。

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 主人公マリを演じるのは、フランスで俳優としてのキャリアをスタートし、フランスリメイク版『キャメラを止めるな!』(2022)の通訳役で注目を浴びた成田結美。

 マリに惚れ込むスランプ中の映画監督・杉田を演じたのは、Netflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」(2023)や、映画『福田村事件』(2023)など話題作への出演が続くピエール瀧。これまで白石監督の映画『凶悪』では殺人犯、『サニー/32』では誘拐犯、北野武監督の『アウトレイジ 最終章』ではヤクザなど、アウトローな役柄が多かったピエールだが、本作ではガラリと異なるキャラクターに挑む。

 そのほか、猫のように自由奔放で、マリとユーモラスな恋バナを繰り広げる女性フミコに青年団で活躍する松田弘子がふんする。

 特報映像では、杉田とマリの初々しい逢瀬や酒を酌み交わすシーンの一方で、「わたしもう女優はやめることにしました」と深刻な表情のマリも。終始、笑顔の杉田と、ころころと表情を変えるマリの道行きが軽快なピアノの旋律にのせて映し出されている。

 なお、本作の配給支援クラウドファンディングが本日(22日)より開始される。詳細は MOTIONGALLERY(https://motion-gallery.net/projects/maristory)内で確認。

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 成田結美、ピエール瀧、松田弘子、高野徹監督のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

映画『マリの話』は12月8日よりシモキタ-エキマエ-シネマ「K2」ほか全国順次公開

成田結美

 『マリの話』を観ながらなぜか自然と涙が溢れていました。マリの心の葛藤、傷ついてもそれでも誰かを愛し続けたいと思うマリの姿。そんなマリを観て、とても切なくなり、でも思いがけない素敵な出会いに、また胸がほっこりと温かくなり……最後にはなんだか魔法にかけられたような気持ちになり、もう一度観たくなりました。この作品を通して、本当に誰かを愛するってどういうことなんだろう、と考えさせられました。そして女性として強く生き抜いていこうと、マリに背中を押してもらえたような気がします。本作を通して、皆さんにも少しでも元気を与えられたら嬉しいです。

ピエール瀧

 この映画はいくつかのパートで構成されています。自分はそのうちのひとつを担当させていただいたので、実は全貌はわかっていないんです。でも、観客の皆さんの感じ方でいくつもの物語を紡ぎ出せる面白い作品だと脚本を読んで思いました。どうか楽しんで。

松田弘子

 夢なのか、日常なのか、夢だとしてだれがだれの夢を見てるのか。『マリの話』を見ていると、いろいろなことがわからなくなります。でも、そのときどきに自由な見方をして良いのだと言われている気がします。出てくる人たちは、一つのことを言いながらどうも別のことを考えてるみたいだし、それが何なのかわかりません。わからないことをわからないまま味わったり、ああなのかこうなのかと思いをめぐらせたり、そういう豊かな時間を過ごさせてくれる作品だと思います。

高野徹監督

 観客が自由に想像し、楽しんでもらえる映画『マリの話』が完成しました。この映画には、「発見できる喜び」と「あなただけの解釈」、つまり「主体的に映画を見る」という、特別な映画体験が待っていると思います。わかりやすさに甘んじない、チャレンジングな本作の不確かさを支えているのは、俳優さんたちの素晴らしい演技です。是非、劇場で確かめてください!

ピエール瀧が激変!成田結美主演『マリの話』特報 » 動画の詳細
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