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映画版『SPEC』伊藤淳史が本人役!浅野ゆう子が中国人役で物語をかく乱!!

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中国人役の浅野ゆう子&本人役の伊藤淳史
中国人役の浅野ゆう子&本人役の伊藤淳史 - (C) 2012 映画「SPEC~天」製作委員会

 戸田恵梨香加瀬亮がW主演を務める映画『SPEC~天(仮)』に、伊藤淳史が本人役で、浅野ゆう子がお金が大好きな謎の中国人女性・マダム陽(ヤン)役で出演することがわかった。本作は、昨年10月から12月までTBS系列にて放送されたテレビドラマ「SPEC(スペック) ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」の劇場版。堤幸彦監督が超能力という題材に真っ向から挑んだ本作は、堤監督の境地といえる独特の世界観が魅力。今回、出演することがわかった伊藤と浅野は、本人役、中国人役であるだけでなく、スペックホルダー(特殊能力の使い手)という役どころ。伊藤は、体から無数の槍状のものを自在に飛ばすことができる“トンガリ系”のスペックを、浅野は、劇中で発生する事件に関わる恐るべきスペックを駆使し、物語をかく乱させる。

 ドラマ版から「SPEC」に注目していたという伊藤と浅野。伊藤は「ドラマを楽しく拝見させていただいていて、まさか自分が出演させていただけるとは夢にも思っていませんでしたので、とても幸せです」、浅野は「堤監督は、とても好きな監督さんで、しかもSPEC は、昔から大変お世話になっておりますTBSの植田(博樹)プロデューサーの作品ということもあり、きっと続編が出来るだろうと秘かに楽しみにしておりましたところ、【映画化!】といううわさを聞きつけ、なおかつわたしにお声をかけていただいた! という話を聞き、“あの! SPECに参加させていただけるんだ!”と、【天】にも舞い上がってしまいそうな気持ちになり、本当にうれしゅうございました」とそれぞれに出演決定の喜びを振り返る。

 本人役の伊藤は、劇中、役者をやりながら学校に通い、バイトもし、バンド活動もした自身の過去を明かしているが、「プロデューサーの植田さんから、“今回は本人役なので、台本も伊藤さんに当て書きして作っています”と言われて、実際読んでみたら、すごく面白かったんですけど、全然僕じゃないじゃん!! と思いました(笑)」と本人役でありながら、堤監督と植田プロデューサーが伊藤が出演するコマーシャルを見て作り上げたというキャラクター像とのギャップに戸惑いがあったことも吐露。「“伊藤淳史”として、極力素の自分を表現できるように頑張りました」と撮影を振り返った。

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 一方、「チャイナドレスの似合う方」「バカバカしい演技も進んでできる方」とマダム陽役に抜てきされた浅野は、「今回演じたマダム陽役では、わたしが過ごして来た時代にさかのぼった芝居もさせていただいておりますので、SPEC は、若者だけのものじゃないのよぉと、高い世代の方々への広報役も勤めさせていただいたような気がしております。ご一緒に、“おぉ、懐かしい!”と楽しんでいただけたらうれしいです」と本作での自身の役割を語った。

 『SPEC~天(仮)』では、海原に漂うクルーザーから発見された大量のミイラ死体の謎に、「警視庁公安部第五課 未詳事件特別対策係」(通称“未詳(ミショウ)”)特別捜査官の当麻紗綾(戸田恵梨香)と瀬文焚流(加瀬亮)の二人が挑む。映画の公開前には、スペシャルドラマスペシャルドラマ「SPEC ~翔(仮)」も放送される予定。伊藤淳史、浅野ゆう子ら新キャストも加わって、パワーアップした“堤ワールド”“SPECワールド”が迎える結末に期待したい。(編集部・島村幸恵)

映画『SPEC~天(仮)』は2012年春全国公開予定

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