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優香、アニメ映画『ももへの手紙』で母親役に挑戦!ヒロインは美山加恋、妖怪のリーダーには西田敏行!

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声優出演を果たす優香(上段左)、美山加恋(上段右)、西田敏行(下段)
声優出演を果たす優香(上段左)、美山加恋(上段右)、西田敏行(下段) - (C) 2012『ももへの手紙』製作委員会

 初監督作『人狼 JIN-ROH』が話題になった沖浦啓之監督の待望の最新作、映画『ももへの手紙』の声優キャストが発表され、主人公・もも役をドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」などで知られる美山加恋、その母親役を優香、ももが瀬戸内の島で出会う妖怪“見守り組”のリーダー格・イワ役を西田敏行が務めることが明らかになった。優香が声優として母親役に挑戦するのは本作が初めてとなる。

映画『ももへの手紙』場面写真

 映画『ももへの手紙』は、9月に開催された第36回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映された際に大きな話題になった作品で、『人狼 JIN-ROH』で監督デビューを飾った沖浦啓之監督が13年ぶりに発表する監督第2作だ。主人公の母親・いく子を演じた優香は「久しぶりの声優のお仕事で、さらに初めての母親役だったのでとても緊張しました。『ももへの手紙』のキャラクターは声がなくても感じられるような表情がとても豊かで繊細です。その雰囲気を壊してはいけないとプレッシャーも感じつつやりました」とアフレコを振り返った。沖浦監督は、優香のキャスティング理由について「明るい中に品があり、さらに人柄を感じさせるイメージ通りの声でした。コントなどにも出演されているため、難しい要求にも応えていただけるのではと感じていました」と述べており、その期待に見事に応えた格好だ。

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 また、沖浦監督が「とても自然な演技にひかれました」とコメントした主人公・もも役の美山は、この大役について「不安と緊張もありましたが、何より楽しみでうれしかったです。画の表情に合わせて感情をつくったり息遣い一つでも変化をつけるのが大変でもあり、それぞれの場面で違いがあって楽しかったです」とコメント。一方で、そんなももと楽しいやりとりを繰り広げる妖怪・イワ役の西田は、役柄について「イワのルックスが何となく自分に似ているので、親近感を持ちました。かわいげのある、憎めないところも共通点でしょうか(笑)現実にいてほしい愛すべき妖怪たちです。グッズが出たら買います(笑)」と心底気に入っている様子だった。

 制作に7年掛けたというだけあって、その出来栄えは見事なものであり、西田も「すごい傑作になるだろうと感じながら、参加できている自分を誇らしくも思いましたし、物を作ることへのピュアさを感じながら声を入れられたことは初めての体験でした。世界に冠たるアニメ大国といわれている日本には、まだ素晴らしい逸材があります。それが映画『ももへの手紙』だと思います。僕は、一声優として参加をさせていただきましたが、映画館でも5、6回は観るだろうと思っています」と大絶賛。アクション色の強かった前作『人狼 JIN-ROH』からは一転。本作は瀬戸内の美しい自然を背景に家族の温かい愛の物語が展開されており、誰にでもオススメできる作品に仕上がっている。

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 ベルリン国際映画祭やトロント国際映画祭に出品され、日を追うごとにアニメファンの間で期待が高まっている本作。だが、優香が「この作品は、自分の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる、温かく、家族の関係がより良くなれるような作品です。映像もキャラクターたちも素晴らしくて見どころもたくさんあります」と評するように、本作はアニメファンだけでなく、一般の客層にもアピールする作品。公開日が2012年4月21日に決定したこともあり、来年のゴールデンウイークの目玉になることは間違いなさそうだ。(編集部・福田麗)

映画『ももへの手紙』は2012年4月21日より丸の内ルーブルほか全国公開

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