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ビリオネア・ボーイズ・クラブ (2018):映画短評

ビリオネア・ボーイズ・クラブ (2018)

2018年11月10日公開 108分

ビリオネア・ボーイズ・クラブ
(C) 2017, BB Club, LLC. All rights reserved.

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

平沢 薫

アンセルとタロン、2人の対照的な魅力が際立つ

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 今、勢いに乗ってる俳優2人が、やがて対立することになる親友役で、真正面から演技と存在感を競うのが見どころ。一人は、スピルバーグ監督の「ウエスト・サイド物語」の主演が決定、ベストセラーの映画化「ゴールドフィンチ」も撮影済みのアンセル・エルゴート。対するタロン・エガートンは「ロビン・フッド」、エルトン・ジョンの伝記映画「ロケットマン」と話題作が続く。
 しかもこの2人が、どちらも得意なタイプのキャラクターを演じるのもポイント。アンセルのどこかおっとりとしたノーブルさ。タロンの知性と身体、双方の敏捷さ。2人の対照的な魅力が際立ち、旬の2人のエネルギーのぶつかり合いが堪能できる。

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

アメリカン・ドリームを追い求めた若者たちの栄光と転落

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 レーガン政権時代の’83年。景気回復に沸く華やかな大都市ロサンゼルスで、一獲千金を狙う野心家の若者2人が上流階級のリッチな若者たちを抱き込んで投資グループを立ち上げる。しかし、その実態は投資家を騙して金を巻き上げる詐欺集団だった…という、実際にアメリカで起きた巨額詐欺事件を基にした作品だ。どうやら事実の脚色が多いらしく、その点が当時の記憶もまだ鮮明なアメリカでは批判されたようだが、富と名声に憧れるあまり才能を間違った方向に使ってしまった若者たちの栄光と転落をテンポ良く描いて悪くない。ちらっと出てくるアンディ・ウォーホル役がそっくりなので誰かと思ったら、ケイリー・エルウィスなのでビックリした。

この短評にはネタバレを含んでいます
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