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ビブリア古書堂の事件手帖 (2018):映画短評

ビブリア古書堂の事件手帖 (2018)

2018年11月1日公開 121分

ビブリア古書堂の事件手帖
(C) 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会
斉藤 博昭

キャストと役のジャストフィットによる安心感

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

読書好きのやや天然な性格で、重要な瞬間には鋭い勘と洞察力を発揮するヒロイン役で、黒木華は他に代わる女優が見当たらないほど鉄板。野村周平との間に、まったく男女間のセクシーな雰囲気が立ち込めないのも、映画の世界に合っている。過去パートの夏帆と東出も時代と状況に的確なムード。現在パートと対照的な切実で濃密な愛を見事に奏でる。
現在と過去のシンクロを含め、徐々に作品のテーマや芯のポイントがブレていく感があり、観る側としてはどのドラマに集中すべきか戸惑うかもしれない。ただ繰り返すが、全体のムードは悪くない。昨年末ヒットした“鎌倉”映画と同じく現地の映像が少なく感じられるのが残念。切通はこの上なく美しい。

この短評にはネタバレを含んでいます
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