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長澤まさみ、初共演の松山ケンイチと撮影中は話せず 役づくりに専念

長澤まさみ、松山ケンイチ
長澤まさみ、松山ケンイチ

 俳優の松山ケンイチ長澤まさみが23日、都内で行われた映画『ロストケア』の公開前夜祭舞台あいさつに登壇。劇中では介護士でありながら42人を殺めた殺人犯と検事という対峙する役どころを演じるにあたり、長澤は空気感を大事にしたという撮影中の雰囲気づくりについて語った。この日のイベントには松山と長澤のほかに共演者の鈴鹿央士坂井真紀戸田菜穂加藤菜津柄本明前田哲監督も登壇した。

【動画】松山ケンイチ、WBC侍ジャパンに勝利した中日に驚き!?『ロストケア』公開前夜祭舞台あいさつ

 作家・葉真中顕の日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を『そして、バトンは渡された』などの前田哲監督が映画化した本作。老人介護の現場で起きた連続殺人事件をめぐり、検事が事件の真相に迫る様を描く。松山は殺人を犯した心優しい介護士、長澤は彼と向き合う検事を演じる。

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 イベントの冒頭では、登壇者全員が客席から登場し、松山は長澤が壇上に上がる際に階段で長澤を出迎え、手を取って丁寧に壇上までエスコート。その後は鈴鹿が松山に変わって一人一人キャストを階段前で出迎え、同じように手を取ってエスコートした。司会者が鈴鹿のその姿に感心しながら「鈴鹿さん、なぜ?」と問いかけたが、鈴鹿は「松山さんにそうしなさいと言われて……」と照れ笑いで回答。松山は鈴鹿の答えに呆れ顔で「自分がそうしたいと思いました、と言いなさい」とユーモアたっぷりの公開説教で会場を笑わせた。

 松山と長澤は本作で初共演。長澤は「撮影中、ケンちゃんと会話をしなかったことが心に残っています」と撮影を振り返り、その理由を「お互い(劇中の)役では立場が違ったりするので」と説明。「その空気感を(撮影の合間も)壊さないようにしようって、お互い当たり前のようにそうしていました。それがうまくいきました」と紹介し、松山の印象を聞かれると「目の色がすごく茶色い」と話して笑顔を見せた。

 長澤は坂井とも久しぶりの共演だったといい、「私は幼い頃から真紀さんをドラマや映画で観てきたので、共演する時は毎回ワクワクするんです。真紀さんが現場に来ると、ここ最近の頑張りを褒めてくれたりして、俳優を続けるのは大変だけど、力をくれる先輩だなって思います。真紀さんがいると安心します」と話して、坂井を感激させた。

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 壇上では先日開催され、日本が優勝したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も話題に挙がった。長澤は「村上(宗隆)選手が決めてくれていて、すごい人だなって感動をもらいました」と感慨深げにコメント。松山も「完璧完全勝利」と侍ジャパンの優勝を祝福し、「記者会見を見ていたら目がキラキラしていて、野球少年が目をキラキラさせて喋っている気がしました」と嬉しそうな表情。一方で「その完璧に勝ったチームに(壮行試合で)勝った中日ドラゴンズはどうなっているんですかね」と話して会場を笑わせていた。(取材・文:名鹿祥史)

松山ケンイチ、WBC侍ジャパンに勝利した中日に驚き!?『ロストケア』公開前夜祭舞台あいさつ » 動画の詳細
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