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百田夏菜子、仲間や同志では括れないメンバーへの思い「どんな時も味方でいたい」

百田夏菜子、ももクロメンバーはどんな時も味方でいたい『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』インタビュー » 動画の詳細

 結成14周年を迎えたアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のリーダーとして、役者・声優など多岐にわたり活動している百田夏菜子(28)。マーベル映画『ブラックパンサー』の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でシュリ(レティーシャ・ライト)の日本版声優を続投した百田が、新作におけるキャラクターの魅力と共に、一緒に歩んできたメンバーへの思いを語った。

【動画】百田夏菜子にとって、ももクロメンバーとは?

■ 亡きチャドウィックさんとの思い出

百田が声を担当したシュリ - (C) Marvel Studios 2022

 漆黒のヒーロー・ブラックパンサーとして戦う、超文明国ワカンダの若き国王ティ・チャラの活躍を描いた前作は、ヒーロー映画史上初となるアカデミー賞作品賞にノミネートされるなど、全世界で社会現象を巻き起こした。待望の続編に、百田は「もう一度シュリに会える嬉しい気持ちはもちろん、とても大きな役が『私で大丈夫なのかな?』という不安もあります」と喜びとプレッシャーを同時に感じていた。

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 ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンさんは、2020年に大腸がんのため43歳で急逝。百田は前作公開時、韓国で行われた映画のプレミアで、わずかな時間だがチャドウィックさんと対面している。「一瞬しかお会いできなかったのですが、私が『日本の妹です』と自己紹介をしたら、チャドウィックさんが『おぉ、妹か!』と温かい言葉と一緒に、ハグとキスをしてくださったんです。急に『日本の妹』と言われたらびっくりすると思うんですけど、すぐに受け入れてくださって、とても寛大な方でした」とチャドウィックさんとの思い出を懐かしそうに振り返った。

 チャドウィックさんと彼が演じたティ・チャラに敬意を表して、代役を立てずに製作された続編。ティ・チャラの妹であるシュリは、兄を失った悲しみから立ち直れずにいる。「本作のシュリは前作とは全く違うことが、最初の表情や立ち姿から目に見えてわかります」とキャラクターの変化を説明した百田は、「苦しいシーンが多かったですし、私も声を演じていて辛くなる時もありました。だからこそ、その感情を日本語でも伝わるように、レティーシャさんが伝えているたくさんの想いを同じ気持ちで伝えられるように、声のトーンや喋り方を意識しました」と続編での挑戦を明かす。

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 海の帝国から現れた未知の脅威ネイモアに立ち向かうため、シュリをはじめ残されたワカンダの人々は再び立ち上がる。百田は、ティ・チャラの母である女王ラモンダを続編の注目キャラクターとして挙げると、「シュリにとってお母さんがどれだけ大事な存在かということがすごく伝わってくるシーンが多いです。ラモンダの言葉を聞くと、私も大好きなお母さんを思い浮かべたり、お母さんに会いたい気持ちになったりします」としみじみ語った。

■みんながいなかったら、私はここにいない

20代最後の年、百田が挑戦したいことは? - 撮影:中村嘉昭

 ワカンダを導くティ・チャラのように、ももクロのリーダーとしてグループを引っ張ってきた百田。さまざまな人の支えがあってこそ、リーダーを続けることができたという。「ファンの人がいてくれるからこそ、私たちは存在する意味がある。ステージに立ち続けることができるし、このメンバーじゃないとできなかった。本当にどこを切り取っても、みんながいなかったら私はここにいないと思います」

 リーダーとして大きな壁に直面した時は、一度立ち止まって考えたい瞬間もあった。「メンバーが抜けて、人数が減ることを何度か経験していて、その時は一度少し立ち止まって考えました。グループも私個人も、常に前を見てポジティブに走っている。それは今もそうですし、それが得意だと思っています。後ろを振り返ってこなかったからこそ、そういう時は一回落ちついて、これまでを振り返りたいなと思いました」

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 メンバーの玉井詩織佐々木彩夏高城れにとは、家族のように長い時間を共に過ごしてきた。グループは結成15年目に突入したが、百田にとって三人はどのような存在なのか?

 「本当に大切な存在です。家族のように同じ時間を過ごしていますし、仲間や同志も近いと思いますが、そういう言葉も当てはまらない存在。学生時代から一緒なので、仕事を始めていない時から、いつもコミュニケーションを取って、普通の会話もできる存在です。だから、どんな時も味方でいたい。みんなの人生が本当に幸せだったらいいなと思うし、一緒に幸せになろうねという気持ちです」

 2023年はグループ結成15周年の節目であり、百田にとっても20代最後の年。「ファンのみなさんやいつもお世話になっている方に、感謝の気持ちを伝えられるように、いろいろな活動をしていきたいです」とグループとしての目標と共に、「もっと人に伝えられるような歌い方があって、それを30歳までに習得したい」と個人の挑戦も掲げた百田。「先生と研究しながら学んでいるのですが、これが難しいんです……。私と先生は『30歳までにできるようにしようね』と2~3年前ぐらい前から進めています。今の進み具合だと、ちょっと間に合わないかもという気持ちになってきてはいますが、何とか習得したいです」と決意を固めていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は11月11日(金)より全国公開

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