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2人VS.帝国陸軍1,000人「リボルバー・リリー」東映×行定勲監督で映画化決定

映画化決定! 「リボルバー・リリー」ティザービジュアル
映画化決定! 「リボルバー・リリー」ティザービジュアル

 第19回大藪春彦賞に輝く、ハードボイルド作家・長浦京のアクション巨編「リボルバー・リリー」の映像化権利を『孤狼の血』などの東映が獲得し、『世界の中心で、愛をさけぶ 』『劇場』の行定勲を監督に迎えた映画製作が始動した。

 「リボルバー・リリー」(講談社文庫)は、関東大震災後の東京を舞台に、元スパイの女と家族を殺された少年の逃避行を描く長編小説。かつて「最も排除すべき日本人」と呼ばれた元諜報員・小曽根百合が、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太に助けを求められたことから、帝国陸軍に追われる身となる。

 主人公の百合は、16歳から実地任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与したとされる元スパイ。彼女が手にした S&W M1917リヴォルバーで敵を排除していく卓越したアクション描写や、綿密な時代考証、重厚な物語は反響を呼び、原作ファンから映像化を期待する声が上がっていた。

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 東映では、『孤狼の血』や清水崇監督の 「恐怖の村」シリーズ、『シン・仮面ライダー』など骨太な作品に携わる紀伊宗之プロデューサーが担当し、2021年から行定監督と共に脚本に着手。2023年の公開を目指して製作が進む。

アクション映画に挑む行定勲監督

 発表に合わせて、百合のS&Wと赤いユリの花が描かれたティザービジュアルも公開。復興で活気づく東京や関東近郊の逃避先を舞台に、本作最大のクライマックスである、“たった2人VS.帝国陸軍1000人”の壮絶な6日間のバトルはどう描かれるのか。行定監督は「どうやって撮るんだ?! の連続。不安だらけだが、それに打ち勝つスタッフは揃った。新しい闘いが始まります!」と意気込みを語っており、百合役のキャスティングを含め、続報が待たれる。行定監督、紀伊プロデューサーのコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)

行定勲監督

アクション映画を俺に? 面白い! やりたい!
長浦京氏の原作小説を貪るように一気に読んだ。関東大震災直下の東京での市街戦。その中心に立つ女の凛とした姿と、その奥底に隠された哀しみに想いを馳せながら、女性が戦場に立ち、耽美な闘いを繰り広げる活劇にしたいと強く思いました。
しかし、どうやって撮るんだ?! の連続。不安だらけだが、それに打ち勝つスタッフは揃った。
新しい闘いが始まります!

紀伊宗之プロデューサー

ここまで来るのに5年ぐらいかかりました。
どうすれば、自分が見たいなと思う作品になるんだろうか? そんな時に「あ、行定さんのアクション見てみたい」って事でここまで来ました。東映っぽい女性ヒーローを誕生させますよ!
強く美しくしなやかに。

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