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野田洋次郎『キネマの神様』で私物ギターを演奏!情緒あふれる本編映像も公開

演奏しているのは50年も前から野田家にあったというガットギター
演奏しているのは50年も前から野田家にあったというガットギター - (C) 2021「キネマの神様」製作委員会

 沢田研二菅田将暉が主演を務める映画『キネマの神様』(8月6日公開)。菅田ふんする若引きの主人公の盟友を演じた野田洋次郎RADWIMPS)は、本作で私物のギターを手に演奏を披露していたのだという。あわせて演奏シーンを切り取った本編映像も公開された。

『キネマの神様』野田洋次郎(テラシン役)演奏シーン【動画】

 本作は、原田マハの小説を山田洋次監督が映画化した松竹映画100周年記念作品。ギャンブル漬けで借金まみれの現在のゴウ(沢田)と、映画制作に全身全霊を傾けて夢を追いかける若き日のゴウ(菅田)の姿が描かれる。本作では、野田が若き日のゴウの盟友であるテラシン役として出演し、主題歌「うたたか歌」で菅田とタッグを組んでいることも話題を呼んでいる。

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 本作で野田が演じるテラシンは1950~60年代頃の映画撮影所で主人公ゴウとともに名画座の館主になる夢を抱きながら映写技師として働く青年。食堂の看板娘である淑子(永野芽郁)に惹かれながらも、目も合わせられない奥手で生真面目な性格の持ち主だ。淑子への思いをゴウに語るシーンでは、野田がギター演奏を披露しているが、実はギターは野田の私物なのだとか。

 使用しているのは野田の父が小学生か中学生の頃に買ったものだという、50年も前から野田家にあったガットギター。山田監督の「クラシックの曲を弾いてほしい」というリクエストを受けて、野田が「それならガットギターが合うな」と考えて、撮影現場に持参したという。野田が空き時間にギターを鳴らして即興で作った曲を弾いていると、山田監督の提案で演技をしながらその曲を弾くことになった。野田は「次から次に(演出が)変わっていって、『ちょっと待ってください』となりました(笑)。『これ喋りながら弾くんですね』と大パニックで。何とかやれましたがアドレナリンが本当に出ていましたね。能力以上の何かが……」と撮影裏を明かす。

 また、野田と二人一役で、現代のテラシンを演じた小林稔侍は野田の演技を絶賛。普段は試写を観ずに撮影に挑むという小林は「若き日のテラシンが若き日の淑子と初めて出会うシーンでどういう態度や佇まいなのかを知りたくて、試写を観に行ったんです。出会った時のパッとした瞬間が僕の思っていたものと同じで安心しました。彼と僕は(感覚が)同じなんだなと思いました。伊豆でドライブするシーンの『写真を撮っていいですか』という一言には、僕は『見事だな』 と。彼の努力と監督の指導の賜物だと思います」と称えている。(編集部・大内啓輔)

映画『キネマの神様』野田洋次郎(テラシン役)演奏シーン » 動画の詳細
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