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宮本信子、伊丹十三監督が繋いでくれた『ドラえもん』との縁に感謝!

宮本信子、優しくのび太を包み込むおばあちゃんの声を担当!
宮本信子、優しくのび太を包み込むおばあちゃんの声を担当!

 ドラえもん50周年記念作品として製作された『STAND BY ME ドラえもん 2』(公開中)で、優しくのび太を包み込むおばあちゃんの声を担当した女優・宮本信子。大河ドラマや連続テレビ小説でもナレーション経験を持ち、声の表現に定評がある宮本だが、本作出演には非常に強い思いがあったという。おとなのび太の声を務めた妻夫木聡とともに、作品への熱い胸の内を明かした。

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 「ドラえもん」誕生よりも以前から女優業を行っている宮本。「長く続けていますね」と柔和な表情を見せると、その秘訣について「俳優の仕事には正解がないんです。いろいろ試行錯誤して考えることが好きです。飽きないですね」と語る。さらに「失敗もありましたし、もちろん挫折した経験もあります。でも最終的には自分以外の人を演じることが楽しいんです。好きなんですよね」と本質に迫る。妻夫木も「好き」という言葉に大きく頷くと「いつのまにか役者という仕事に出会い、気づいたら夢中になっていました」と同調する。

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 失敗や挫折の経験はあったものの「辞めたい気分になることはあっても、辞めようと思ったことは一度もなかった」とこれまでの女優業を振り返った宮本。そこには、落ち込んでも短期間で前向きになれる性格もあったという。そのことで、いろいろな作品と出会うことができた。そんな数多くの作品の出演してきた宮本にとっても、今回の『STAND BY ME ドラえもん 2』は非常に感慨深いオファーだったようだ。それは八木竜一とともに監督を務め、脚本を担当した山崎貴との縁だ。

STAND BY ME ドラえもん 2
(C) Fujiko Pro / 2020 STAND BY ME Doraemon 2 Film Partners

 山崎監督は若かりし頃、宮本の夫である故・伊丹十三監督作品で、SFXやデジタル合成などを担当していた。「山崎さんが若いころ、伊丹組でお仕事をされていました。直にお話する機会はありませんでしたが、背の高い山崎さんが一生懸命走り回っている姿は拝見していました」と当時の印象を語ると、その後も映画監督として山崎監督が作り上げた『ALWAYS 三丁目の夕日』などの作品もしっかりと観ていたという。

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 「素晴らしい映画監督になられたなと思って拝見していたのですが、作品のところどころに伊丹組のイズムが感じられ、しっかりと作品を理解してくださっていたんだなと微笑ましかったんです。そんな山崎さんから今回お話をいただけたことは、本当に嬉しかった」

 映画を愛する人たちの縁で繋がった『STAND BY ME ドラえもん 2』。妻夫木は完成した作品を観賞した際、宮本の包み込むような愛にあふれたおばあちゃんの芝居に「ずっと泣いていました」と照れくさそうに語る。宮本自身は、これまでの出演作は必ず劇場公開前に試写で観ていたというが、本作は「劇場で子どもたちと観たい」という思いから、我慢しているという。「封切りになったら、こっそり劇場に行って、暗闇のなかでじっくりと温かさを感じたいです」と優しい笑顔で語っていた。(取材・文・撮影:磯部正和)

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