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2019年の洋画1位は『アラジン』 - 洋画興収年間ベストテン

洋画1位はアラジン!
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 2019年洋画興行収入の上位10作品が文化通信社より発表され、ディズニー・アニメーションを実写映画化した『アラジン』が121億6,000万円で1位を獲得した(文中の興収は一部推定)。

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 『アラジン』は6月7日に初日を迎え、金曜初日を含めた3日間で動員数約96万人、興収13億9,600万円を記録し、初登場首位。その後、興行通信社調べの土日2日間の全国映画動員ランキングで5週連続で首位をキープし、ベストテンには9週連続でランクインした。ハイペースな興行を続けた同作は、公開41日間で興収100億円を突破。ディズニー作品としては、『アナと雪の女王』『アリス・イン・ワンダーランド』の37日間に次ぐ早いペースでの記録達成となった。

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 2位にはディズニー/ピクサーが誇る人気シリーズの最新作『トイ・ストーリー4』がランクイン。7月12日の初日金曜日を含めた3日間の成績は、動員127万人、興収17億円。国内の洋画アニメーションでは、『アナと雪の女王』を抜いて歴代No.1のオープニング成績となった。20年以上続いた人気シリーズということで、子どもだけでなく、大人の観客にも訴求。10代~20代の男女やファミリー層、そして40代以上の男性など幅広い世代が劇場に足を運んだ。そしてその後、夏休みが終わってもその勢いは衰えず、9月23日には興収100億円を突破した。

 ベストテンに入った10作品すべてが、リメイクもしくは大ヒットシリーズに関連した作品となっているが、その中でも異彩を放っているのが6位の『ジョーカー』。アメコミ映画としては初となる、ベネチア国際映画祭最高賞の金獅子賞を受賞するなど、作品評価も高かった同作は、10月4日の金曜日に初日を迎え、5日間で早くも興収10億円を突破。口コミが広がり、全国映画動員ランキングで4週連続でランキング1位をキープした。

 興収100億円を越えたのは両作ともディズニー作品で、今年も相変わらずのディズニー作品の強さを見せつけた。ベストテンには5作品(『アラジン』『トイ・ストーリー4』『ライオン・キング』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『ジョーカー』『シュガー・ラッシュ:オンライン』)がランクインしている。その他、ワーナー・ブラザース映画が2本、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、東宝東和、東宝がそれぞれ1本ずつという内訳となった。

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 今年は『アラジン』『トイ・ストーリー4』、そして邦画の『天気の子』と合わせると、3本が興収100億円突破という当たり年となった。劇場には多くの観客が来場し、全体的な底上げがなされたこともあり、2019年の日本の全体興収は、2000年以降で最高興収となった2016年(2,355億800万円)を越えるのではないかと期待されている。(取材・文:壬生智裕)

【2019年洋画作品別興収 上位10本】(最終興収の数字は一部推定。12月上旬集計時のもの)
1『アラジン』121億6,000万円
2『トイ・ストーリー4』100億8,000万円
3『ライオン・キング』66億6,000万円
4『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』65億7,000万円
5『アベンジャーズ/エンドゲーム』61億2,000万円
6『ジョーカー』50億3,000万円
7『シュガー・ラッシュ:オンライン』38億6,000万円
8『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』30億6,000万円
9『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』30億4,000万円
10『名探偵ピカチュウ』30億1,000万円

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