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満島ひかり、女性役はイヤ 意外な悩みを告白

シリーズ第3弾にして、意外な悩みを告白した満島ひかり
シリーズ第3弾にして、意外な悩みを告白した満島ひかり

 女優の満島ひかりが14日、都内で行われたNHK BSプレミアムのドラマ「満島ひかり×江戸川乱歩」試写会後の会見に登場し、「女性役はイヤ」と嘆いた。

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 江戸川乱歩の初期の短編を映像化するシリーズ第3弾となる今回は、「お勢登場」「算盤が恋を語る話」「人でなしの恋」の三章立て。第1弾では3本とも明智小五郎役、第2弾では「人間椅子」だけ女性役だったが、今回は妖艶な悪女、地味な事務員、嫉妬に狂う若妻まで三者三様のヒロインを演じている。

 しかし、満島は「明智に戻りたい。女ばかり演じるのはヤダヤダ。わからない~と言い続けた」とぽつり。というのも、「男の人の役を演じるのは楽しい」そうで、同シリーズは原作の台詞を忠実に再現しているため、一語一句変えてはダメというルールがあり、明智役は台詞量が多いという苦労が伴うことを話しつつも、「明智小五郎だとひょうひょうといられて自由度が高かった。女性の内部を表現することは難しかったです」と打ち明けた。とはいえ、満島は「女の人が嫌なのは乱歩限定です。とにかく明智が面白い! 犯人によって自由自在に動いて、その人の一番嫌なところを笑いながら突いていく感じが面白かった」と振り返った。
 
 同シリーズでは章ごとに映画監督、PV監督、映像作家など気鋭のクリエイターたちが監督として名を連ねるほか、初めてお芝居をするキャスト、映画・ドラマ制作の経験がないスタッフがそろうこともあるという。満島は、「照明は倒れるわ、機材は踏まれるわ、台詞中に誰かがしゃべるわ、(小道具の)長持の鍵を誰かが忘れて開かなくなるわ、そんなことだらけの現場です」とぶっちゃけ、笑いを誘う場面も。

 そんな満島は、「その感じが面白くて、普段参加しているドラマや映画とは違う新しいことに挑戦しようと、『乱歩宇宙だ!』という感じで遊んでいます」とシリーズに携わる喜びをにじませていた。(取材:錦怜那)

「満島ひかり×江戸川乱歩」はNHK BSプレミアムにて12月30日午後11時30分から0時59分まで放送

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