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アンソニー・ホプキンス、脚本を理解していない俳優との仕事は「時間の無駄」

名優だからこそのお言葉 - アンソニー・ホプキンス
名優だからこそのお言葉 - アンソニー・ホプキンス - (C) 2014 SUPERSENSORY,LLC

 サイコスリラー映画『ブレイン・ゲーム』に主演している名優アンソニー・ホプキンス(80)が、共演者に求めるものについて語った。

【画像】『ブレイン・ゲーム』でホプキンスと頭脳戦を繰り広げるコリン・ファレル

 4度アカデミー賞にノミネートされ、『羊たちの沈黙』のレクター博士役ではわずかな出演時間でありながら、すさまじい存在感で“主演”男優賞に輝いてしまったホプキンス。俳優として「脚本を良く理解していれば、自由にアドリブもできる。でもそのためには、脚本を理解していなければならない」という信条があるため、共演者にもそれを求めているといい、「脚本を理解していない人と仕事をすると、わたしはそれにすぐに気付くし、時間の無駄だ」とばっさり切り捨てる。

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 そんなホプキンスに「彼とは非常にやりやすかったし、毎日の現場が楽しかった」と言わしめたのが、『ブレイン・ゲーム』で共演したコリン・ファレルだ。本作でホプキンスが務めたのは、予知能力を持つため、連続殺人事件の捜査への協力を請われる博士役で、コリンは博士以上の予知能力を持つ容疑者にふんし、頭脳戦を繰り広げている。

 「コリンとは難しいシーンがあったが、彼もわたしと同じくらい、役に取り付かれていて執拗だった」とコリンとは通じるものがあったと明かしたホプキンス。「わたしたちは、ジェラード・マンリ・ホプキンス(ヴィクトリア朝時代のイギリスの詩人)の『The Leaden Echo1』という詩を見つけて、それを脚本に入れてはどうかと監督に提案したんだ。衰えや死が不可避であること、我々がいかに必死に美を保とうとしても、すべてが消え衰えていく、そんな風に少し語るシーンがあるのだが、そこに引用したんだ。この映画のテーマにも合っていただろう?」と二人の共同作業を楽しげに振り返っている。(編集部・市川遥)

映画『ブレイン・ゲーム』は公開中

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