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自殺志願者に向き合う僧侶のドキュメンタリー『いのちの深呼吸』公開決定

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自殺防止活動をする僧侶の日常から見えてくるもの
自殺防止活動をする僧侶の日常から見えてくるもの - (C)DRIFTING CLOUD PRODUCTIONS, LLC 2017

 自殺防止活動に取り組む僧侶・根本一徹の日常を追った米ドキュメンタリー映画『The Departure(原題)』が、『いのちの深呼吸』の邦題で9月8日よりポレポレ東中野で公開されることになった。

【写真】映画『いのちの深呼吸』劇中カット

 根本は岐阜県・大禅寺の住職で、身近な人間を自殺で亡くした経験がある。そんな根本のもとには昼夜問わず全国の自殺志願者からSOSが届く。追い詰められた彼らに会いに行き、じっと話に耳を傾ける根本。特別なことはせず、話を聞き、一緒に食事をしたりして、さりげなく寄り添う。

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 アメリカ人監督のラナ・ウィルソンは、雑誌「The New Yorker」に掲載された根本の存在に魅了され来日し、3年半にわたって撮影を敢行。根本の日常を通して日本社会の現実を浮き彫りにしていく。予告編も公開され、心臓に病魔を抱えながらも苦しむ人々と向き合う根本の姿を見ることができる。

 坂本龍一は、クリスチャン・フェネスとのコラボレーション楽曲を挿入曲として提供しており、「新鋭の女性監督、ラナ・ウィルソンは本作を通して『心に耳をひらく』ことの大切さを描きたかったのではないか。静かで強いドキュメンタリー映画だ」と作品についてコメント。

 また、自身の体験をベースにした「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」などで知られる漫画家の田中圭一は、「死への魅力に取り憑かれている人たちを救おうとする僧侶・根本さん。彼自身が、まだ悟りの途上にあって、生きることの意味を探っている。その苦悩も含めて『命』の在り様について深く考えさせられました」と映画について語っている。(編集部・小松芙未)

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