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人種暴動の一夜、おぞましい警官たちの尋問…キャスリン・ビグロー『デトロイト』公開決定

衝撃の実話! デトロイト暴動の夜に起きた事件を『ハート・ロッカー』監督が描く
衝撃の実話! デトロイト暴動の夜に起きた事件を『ハート・ロッカー』監督が描く - (C) 2017 SHEPARD DOG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 映画『ハート・ロッカー』(2010)で女性として史上初のアカデミー賞監督賞に輝いたキャスリン・ビグロー監督の最新作が『デトロイト』の邦題で来年1月に日本公開されることが決定した。

【画像】ビグロー監督のオスカー受賞作『ハート・ロッカー』

 イラクで爆発物処理に従事するアメリカ軍人を描いた『ハート・ロッカー』や、CIAの女性分析官の姿を通してビンラディン殺害計画を描いた『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)など、史実に基づいた骨太な作品で賞レースを席巻してきたビグロー監督。本作では、1967年にアメリカで発生したデトロイト暴動の、ある一夜の出来事を描く。

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 デトロイト暴動は、白人警官の不当な扱いに対する黒人の不満が噴出して起こった、1967年7月23日から5日間にわたって続いた人種暴動。映画は、暴動発生から2日目の夜、アフリカ系の客でにぎわうアルジェ・モーテルで起きた事件を題材にしている。

 当時、銃声の通報受けたデトロイト警察、ミシガン州警察、ミシガン陸軍州兵、地元警備隊が捜索押収のためモーテルの別邸に乗り込んだ。しかし、実際にそこで行われたのは、モーテルの宿泊客たちに対する、白人を中心とした警官たちによる強制尋問。エスカレートした“捜査”はやがて、誰彼構わず脅迫し自白を強要する“死のゲーム”となっていく……。

 8月4日に全米公開されるや現地メディアがこぞって称賛。ビグロー監督の実績を考えると、今回の作品も本年度の賞レースを席巻するのは間違いなさそうだ。物語のカギとなる黒人青年を演じるのは、『スター・ウォーズ』シリーズのフィン役で知られるジョン・ボイエガ。そのほか、マーベルヒーローのファルコン役で知られるアンソニー・マッキー、『トランスフォーマー/ロストエイジ』のジャック・レイナー、『メイズ・ランナー』のウィル・ポールターらが出演する。(編集部・入倉功一)

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