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リュミエール兄弟が撮影した120年前の日本も!『リュミエール!』予告編公開

リュミエール兄弟の108本を一挙上映!
リュミエール兄弟の108本を一挙上映! - (C)2017 - Sorties d’usine productions - Institut Lumiere, Lyon

 1895年にシネマトグラフを発明し、「映画の父」と語り継がれるリュミエール兄弟が製作した108本から構成された映画『リュミエール!』(10月28日公開)の予告編が公開。『工場の出口』など1895年12月28日に世界で初めて有料上映された短編映画や、120年前に京都で行われた剣道の試合など貴重な映像が一部観られる。

【動画】120年前の日本も!『リュミエール!』予告編

 本作は、1895年から1905年にかけて製作された1,422本の中から、カンヌ国際映画祭の総代表であり、リヨンのリュミエール研究所のディレクターを務めるティエリー・フレモー氏が選んだ108本を4Kデジタル修復し、1本にまとめて上映。フレモー氏が解説ナレーションを担当している。

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 67秒の予告編に収められているのは、『水を撒かれた水撒き人』(1895)、『捕鯨船からの風景』(1897)、『袋競争』(1895)といった作品のほか、セーヌ川から撮影したエッフェル塔(1897)、ロンドン・ウェストミンスター橋から撮影したビック・ベン(1896)、エジプト・ギザで撮影したピラミッド(1897)、水の都ヴェネチア(1896)など世界各国の映像の数々。

リュミエール!
120年前の京都にて(C)2017 - Sorties d’usine productions - Institut Lumiere, Lyon

 現在の映画の原点ともなる演出、移動撮影、トリック撮影、リメイクなど多くの撮影技術を駆使した作品は、当時の人々の心を動かした。まだ交通が不便だった時代に『ラ・シオタ駅への列車の到着』(1897年)を観た観客はわずか50秒の映像に、蒸気機関車が本当に迫ってくると驚いたという。(編集部・石井百合子)

映画『リュミエール!』は10月28日より東京都写真美術館ホールほか全国順次公開

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