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9歳でも…格が違う!ハリウッド子役の取材対応力 もはや大人超え

こんなにかわいいのにしっかりしているんですよね - 「フラーハウス」子役3人組左からマイケル、イライアス、ソニー
こんなにかわいいのにしっかりしているんですよね - 「フラーハウス」子役3人組左からマイケル、イライアス、ソニー

 映画やドラマの公開記念などでハリウッドスターたちの来日はたえないが、彼らは子役といえども“甘え”を見せない。今月にはNetflixドラマ「フラーハウス」の日本ロケを行うため来日した、9歳の俳優イライアス・ハーガー(マックス役)も大人顔負けの取材対応能力を見せていた。

【画像】大人キャストと比べてみると、小っちゃくてかわいいマックス

 ハリウッドスターのインタビューでスゴさを感じるのは、彼らのオーラだけではなく、取材中にしゃべった内容について彼らが全ての言葉に責任を負うという姿勢を崩さないことにもある。子役と言えども話した内容について、後日改めて別の言葉に撤回する……ということはほぼない。さらに彼らの回答は「ちょっとわからない」なんてかわいらしさに甘んじることは一切なく、大人顔負けの内容を話すのだから、その達観さには「この子たちは人生2週目なんじゃないか……」という考えもよぎってしまう。

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 特に印象的だったのは、以前アメリカで大ヒット中のドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のメインキャストであるガテン・マタラッツォ。当時13歳だった彼は先天性の難病「鎖骨頭蓋骨異形成症」を患っていることをインタビュー時に自ら明かし、「僕には痛みはないけれど、特に弱っている膝や足首の痛みに苦しんでいる人もいる。多くの方が疾患を持ちながら一生懸命生活している中で、同シリーズの脚本家たちが実際に症状を描いてくれたことには、僕も助けられたし、同じ疾患を持っている視聴者も救われる気持ちになったと思うんです」と強く主張した。自分たちがメディアを通して何を伝えられるのか、ティーンなりたての彼はすでに理解していたのだ。

 しかも当時の彼よりもさらに年下である「フラーハウス」マックス役のイライアスも理路整然とインタビューに答えてみせる。今年8月に同作の子役キャストであるマイケル・キャンピオン(ジャクソン役)とソニー・ニコール・ブリンガス(ラモーナ役)と共に取材会場に現れたイライアス。

 約30年前に第1話が放送された人気作「フルハウス」の続編に子役として登場することへの意識について、ソニーが「第1シーズンではわたしたちは新キャラクターとして登場したので、ファンの方にとっては『この子は誰なの?』という好奇心が強かったと思います。でもシーズン3に入り、SNSなどの反響を見るにファンの方々にも受け入れられ、キャストとしても対等な目で見ていただけていると思います」と語ると、イライアスは「最初のシーズンでは立ち上げ、『フルハウス』から『フラーハウス』に持っていくことが重要だったと思います。それからシーズンが進み、オリジナルの『フルハウス』に対してというよりも、(今では)『フラーハウス』の子供たちの成長を見せ個性を確立させていると思います」とコメント。まだ声変わりしていない少年が、さらっとこの答えを披露するのだ。

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 そんな彼らに「本当に子供ですか?」という質問をぶつけてみると、「ハハハ」と笑い声交じりにジャクソン役のマイケルは「実は30歳です」とジョークで返答。ソニーは「大人のキャストと接する中で瞬く間に成長したと自分でも感じています。ほかのキャストにも、どのようにキャリアを形成すべきかという手助けをいただいていますし、多くのインタビューを受けて場数を踏めているということもあります」と説明する。

 この二人の答えに続き、イライアスは「彼らが言った通りなのですが、本当にインタビューが役に立っていて。今受けているインタビューは次のインタビューのための練習の場だと思いますし、番組の大人たちが手を差し伸べてくれるんです。自分のことでいえば、母親が言葉遣いを大人びたものに教育してくれています。あとは本当にキャストのおかげです」ときっぱり。そんなイライアスを見て、ソニーは「舞台裏ではまだまだ子供です(笑)。しょっちゅうふざけ合ったりいたずらしているよね」と話していたが、その場で愛嬌たっぷりに「ア~ハ~」と同意のポーズを示したイライアスには、「天才」の2文字を贈りたくなった。(編集部・井本早紀)

Netflixオリジナルドラマ「フラーハウス」のシーズン3は9月22日から第1話~第9話、12月に第10話~第18話が全世界同時配信

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