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「冬ソナ」から15年…韓国ドラマ巨匠が『月とキャベツ』女優を復帰&増量させて撮った初劇場作

左から高間賢治撮影監督、真田麻垂美、眞島秀和、ユン・ソクホ監督
左から高間賢治撮影監督、真田麻垂美、眞島秀和、ユン・ソクホ監督

 日本でも空前の大ブームを巻き起こした韓流ドラマ「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督の初監督作にして、映画『月とキャベツ』のヒバナ役で注目を集めた真田麻垂美の女優復帰作となる映画『心に吹く風』が4日、北海道夕張市で開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」でジャパンプレミア上映された。この日は共演者の眞島秀和、撮影監督の高間賢治も来場した。

【写真】役づくりのために10キロ体重を増量したという真田麻垂美

 韓国ドラマ界の巨匠ユン監督が2002年に「冬のソナタ」を発表してから15年。同ドラマで数々の名曲を生み出したイ・ジスと再びタッグを組み、初の劇場映画に挑戦することになった。ユン監督はゆうばり初参加。「ゆうばりといえば、ゆうばりメロンを思い出します。10年前に札幌に来た時にゆうばりメロンを食べて、本当においしくて。北海道に行くとメロンを食べているんですけど、その産地の夕張に来られて、本当にうれしく思います」とコメントすると、真田も「わたしも夕張は初めてですが、雪がとてもキレイ。札幌からバスで来たんですが、どんどん気持ちがワクワクしてきました。こんなステキな映画祭に参加できて本当にうれしいです」と笑顔を見せた。

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 日本における約15年前の「冬ソナ」ブームを「一生忘れられない思い出です」と振り返ったユン監督。日本での映画撮影について「映画を撮るのも初めて、場所も日本、全スタッフも日本のみなさんという、慣れない環境に身を置いたらどうなるのか、好奇心があったのでこのオファーを受けることにしました」と振り返ると、「韓国の文化と、日本の文化をうまくミックスすることができたなと思います」と自信を見せた。今回初タッグとなった眞島も「どうしても『冬のソナタ』は意識しましたよね。監督の世界観を知るために『冬ソナ』を観返しました」と明かした。

 2001年の映画『忘れられぬ人々』を最後に、女優業を休業していた真田にとっても、本作が16年ぶりの女優復帰作となる。「最後に出演した映画がサンフランシスコで上映されて、舞台あいさつをしたのをきっかけに向こうに住んでいました。その後、本作のプロデューサーさんとご縁があり、食事をしました。その時は女優の仕事をしていなかったんですが、そこからユン監督との出会いにつながり、映画に出演することになりました」と女優復帰の経緯を説明。劇中では10キロ体重を増量したそうで、「自然に年を重ねるために、自然にもりもり食べました」と笑顔。ユン監督も「田舎に住む普通の主婦の役なので、撮影に入る前から、絶対にやせないでねと言ったんですよ」と真田の献身ぶりに満足げな顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」は3月6日まで合宿の宿ひまわりをメイン会場に、夕張市内の各会場で開催中

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