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永井豪&水木一郎、伝説のアニメ「鋼鉄ジーグ」モチーフのイタリア映画に感激!

来日したマイネッティ監督と、永井&水木
来日したマイネッティ監督と、永井&水木

 漫画家・永井豪原作のテレビアニメ「鋼鉄ジーグ」をモチーフにしたイタリア映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』のトークイベントが6日、都内で行われ、幼い頃から日本製アニメの大ファンだったという本作の監督ガブリエーレ・マイネッティが永井とともに登壇。終盤には「鋼鉄ジーグ」の主題歌を歌った水木一郎がジーグカラーの黄色と緑の花束を手に飛び入りして、マイネッティ監督を大喜びさせた。

水木からの花束に深々とお辞儀する監督【他写真】

 40年近く前の作品ながら、イタリアで現在でも大人気の「鋼鉄ジーグ」。本作ではその「鋼鉄ジーグ」をモチーフに、超人的なパワーを得た主人公エンツォが、「鋼鉄ジーグ」の大ファンであるアレッシアを守るうちに、正義に目覚めていく姿を描く。

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 マイネッティ監督は登場すると、「この作品が日本で公開されることを夢のように思います」と感慨深げ。「永井先生が観て気に入らなければどうしようとそればかり考えていたのですが、先生がポジティブな評価をして下さって本当に嬉しかった」と述べ、「わたし的にはヒーローものをイタリア式に表現してみたかった作品。なぜ日本のアニメをと思うかもしれませんが、日本のアニメを観る環境がイタリアには根付いていて、(イタリア人にとっても『鋼鉄ジーグ』は)自分たちのものという感じがしているからなんです」と紹介する。

 永井も「イタリアでこういう映画が公開されるとは思ってもみなかった。40年前の作品。それがイタリアの人に浸透していったんだなと思うと感無量。本当に面白かったです。ヒーローものですけど、アメリカのヒーローものとは違って莫大な製作費はかかっていないんですけど、人情味溢れる作品になっている。観終わった後に嬉しくなってしまうような作品に仕上がっています」と絶賛する。

 水木も「子供の頃から好きな国だった」というイタリアで本作のような作品が生まれたことに感激の表情で、「歌手になり始めた頃、カンツォーネを何曲も覚えて、イタリアに行きたいという気持ちがすごくありました。世界地図で最初に覚えたのもイタリア。僕は実はあだ名もイタリアーノだったんです。女性にはよくそう褒められました。向こうの人に似ているんじゃないかって」とご機嫌。

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 本作のエンディングでは「鋼鉄ジーグ」の主題歌のイタリア語によるバラードバージョンも流れるが、水木は「映画とマッチしていて、なるほど(イタリア語で歌うと)こういう音楽になるんだって実感できると思います」とこちらもすっかり気に入った様子を見せ、「今度、ライブで僕も『ジーグ』をバラードで歌ってみたい」と話して会場を沸かせていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』は5月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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