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フランス人のマリオン・コティヤールが英語でシェイクスピアに挑戦

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マリオン・コティヤール
マリオン・コティヤール

 映画『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたフランス出身のマリオン・コティヤールが、新作『マクベス』(2016年初夏日本公開)について語った。

【写真】『マクベス』

 本作は、中世スコットランドを舞台に、欲望と野心に燃える戦士マクベス(マイケル・ファスベンダー)とその妻(マリオン)の激動の生涯を描いたもの。映画『スノータウン』(日本未公開)のジャスティン・カーゼルがメガホンを取った。

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 マクベス夫人を演じたことについて「このような役を演じられる機会が与えられるとは思わなかった。もちろん、シェイクスピアの中でも象徴的な女性の役柄だから、プレッシャーは大きかったわ。特にフランス人のわたしが、英語でシェイクスピアに挑戦することだけでも大変だったし、これまで、このマクベス夫人役を豊かな演技力で完璧に演じてきた女優が居たから(ジュディ・デンチなど)。でもわたしたちには素晴らしいビジョンを持った監督のジャスティンがいて、わたしも共演者のマイケルも、ジャスティンの世界観に身を委ねることにしたの」と語った。

 演技する上で難しそうに思えるアクセントについて「いつも、セリフのための発音練習の準備をするたびに、十分な時間がないと思っていた。歴史上で最も素晴らしい劇作家として評価されるシェイクスピアに敬意を表するためにも、発音のコーチから何度も指導を受けて大変だったわ。でも、女優としてはマクベス夫人役のスピリッツを通して、自分の母国以外の外国の文化を体験出来ることにとても感謝している」と答えた。

 役柄に入るこむために具体的にしたことは「実は1か月半のリハーサルがあって、それはほとんど舞台劇に近いプロセスだった。シェイクスピアの戯曲は、一つのセリフでもさまざまな解釈ができるため、現場にはシェイクスピアの専門家ニール・スウェインがいたの。彼はわたしたちの発音のコーチもしてくれたわ。彼はさまざまな解釈をわたしたちに説明してくれて、その後リハーサルを行い、わたしたちはどの解釈を選んで演じるかを決めたの。それらを含めて撮影前に1か月半ものリハーサルを行った」と振り返った。

 映画は、演技派の俳優陣とスケールの大きなセットを舞台に、迫力あるシェイクスピア劇が展開されている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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