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松山ケンイチ、主演作引っ提げベルリンで会見

第65回ベルリン国際映画祭

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大野いと、SABU監督、松山ケンイチ
大野いと、SABU監督、松山ケンイチ - Photo:Yukari Yamaguchi

 現地時間13日、第65回ベルリン国際映画祭で、コンペティション部門に選出されている日本映画『天の茶助』のワールドプレミアが開催され、主演の松山ケンイチ、ヒロインの大野いとSABU監督、市山尚三プロデューサーが会見を行った。

映画『天の茶助』場面写真

 本作は、SABU監督が自身の書き下ろし小説を映画化した作品。天界のお茶くみである茶助(松山)が、ユリ(大野)を救うため、地上に降りてからの騒動が、沖縄を舞台に描かれる。天界で脚本家たちが書くストーリーにより地上の人間たちが動いているという、脚本家でもあるSABU監督ならではの遊びに満ちた設定。オフィス北野製作で、ちりばめられたギャグ、ヤクザが出てくる暴力シーンなど北野武監督作を思わせる箇所もある。

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 『うさぎドロップ』に続いて2度目のSABU監督とのタッグとなる松山は、「SABUさんは役者の気持ちをくみながら撮ってくれると感じます。茶助はいろいろな面を持っていて、天使になったり、ヤクザになったり楽しめました」と語り、「(ヤクザの役づくりは)ずっと『仁義なき戦い』を観ていましたね。高倉健さん、(菅原)文太さんには大変お世話になっています」とコメント。一方、SABU監督とは初タッグの大野は「SABU監督のきれいな絵の中に入れたことを、本当にうれしく思っています」と感激を表した。

 昨年の本映画祭出品作『家路』では主演を務めながら、スケジュールが合わず、ベルリン入りがならなかった松山は、今回ベルリンの印象を「ドイツで出会った人たちは開いている人が多いなという印象がありました。僕は閉じている方の人間なので、開放感がありましたね。今日は昼ご飯にミートのメニューを頼んだら、チョコレートがかかっていたのがすごく斬新でした」と答え、会場を和ませた。

 本作でコンペティション部門の作品は全て出そろった。後は結果発表を待つばかり。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

映画『天の茶助』は6月27日より全国公開
第65回ベルリン国際映画祭は現地時間15日まで開催

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