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恋する前田敦子、『苦役列車』山下監督への愛を告白!

第18回釜山国際映画祭

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相思相愛の前田敦子と山下敦弘監督
相思相愛の前田敦子と山下敦弘監督 - (Photo: Megumi Shibata)

 主演映画『もらとりあむタマ子』を伴い、第18回釜山国際映画祭に参加している前田敦子が現地時間4日夜、「アイドルから女優へ」をテーマに山下敦弘監督とトークイベントを行い、監督との相思相愛ぶりを見せつけた。

前田敦子 in 釜山映画祭 フォトギャラリー

 東京の大学を卒業後も定職に就かず、実家に“寄生”している23歳のぐうたら女子の物語『もらとりあむタマ子』は前田にとって『苦役列車』に続く山下作品。「山下監督となら、何でもやりたい」と、前田は出演オファーを快諾したという。「前作では、わたしは(監督の)ただのファンみたいな感じで全然しゃべれなくて、『好きです』としか言えなかったんです」とちまたをにぎわせている熱愛ならぬ、過去の意外な片思いを告白。

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 さらに「普段はすごく優しいけど、作品に対してとても真剣。わたしが最近お会いした監督の中で、一番厳しい方だと思います」と続け、「だからこそ役者としてもっともっと一緒に仕事をしたい」と女優・前田敦子ならではの山下監督への愛とアツい向上心をのぞかせた。

 とはいえ、司会者から女優への転身について尋ねられると「約7年間のアイドル時代に、やっと仕事に慣れてきたと思えたのが5年以上たってから。わたしにはそのくらいの時間が必要みたいです。だから焦らず徐々にこの環境に慣れて、ちょっとは成長したかなと思えるようになりたいです」とわが道を行く決意を明かした。

 一方、山下監督は前田の魅力を「ネコみたいなマイペースさ」だと語り、「(自分に)懐いているか懐いていないのかわからない。ネコ好きの人は前田さんにハマる」ときっぱり。今作はそんな前田の「“今”の魅力を切り取っただけの作品」と監督が公言するだけに、アイドルから女優へ、そして少女から恋する大人の女性へと変わりゆく前田に出会う、またとない作品かもしれない。(取材・文:柴田メグミ)

映画『もらとりあむタマ子』は11月23日より全国公開

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