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アベル・フェラーラ監督、IMF元専務理事カーン氏のスキャンダルを基にした映画を企画

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アベル・フェラーラ監督
アベル・フェラーラ監督 - Marc Stamas / Getty Images

 『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』などで知られるアベル・フェラーラ監督が、セックス・スキャンダルで国際通貨基金(IMF)専務理事の座を追われることになったフランスのドミニク・ストロス=カーン氏の事件から刺激を受け、新作映画を企画していると報じられている。

主演ニコラス・ケイジでリメイクされた映画『バッド・ルーテナント』写真ギャラリー

 ストロス=カーン氏は2007年からIMFの専務理事を務め、2012年のフランス大統領選挙でも有力候補となると言われていたが、2011年5月、滞在先のニューヨークで強姦容疑で逮捕され、IMF専務理事を辞任することになった。

 Deadline.comによると、フェラーラ監督はジェラール・ドパルデューイザベル・アジャーニに出演交渉をしているという。脚本はフェラーラ監督とともに映画『ブラックアウト』のクリスト・ゾイスが手がけ、その中には、同じくセックス・スキャンダルで話題となったビル・クリントン元アメリカ大統領やシルヴィオ・ベルルスコーニ前イタリア首相も登場するよう。現在はまだ企画の初期段階で、プロデューサーのヴィンセント・マラヴェルは、「確かなことは、ドパルデューやアジャーニ、フェラーラ監督がお互いに一緒に仕事をしたいと考えていることだ。このビジネスは映画ありきで話が進むが、今のところ、ストロス=カーンの話に刺激を受けた、政治家たちと依存症などについての話を書いている、という段階だ」と本格的な始動はまだ先のよう。また、ドパルデューもフランス紙「Le Journal Du Dimanche」のインタビューで、「僕は自分に似ていなかったり自分が嫌いだったりするキャラクターを演じるのが得意なんだ」と語るにとどまり、出演について明確にしていない。(竹内エミコ)

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