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河瀬直美監督、数々のゴダール作品手がけたカンヌ国際映画祭グランプリ受賞作監督を絶賛!

第23回東京国際映画祭

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河瀬直美監督
河瀬直美監督

 第23回東京国際映画祭WORLD CINEMA部門に出品されたフランス映画『神々と男たち』(グザヴィエ・ボーヴォワ監督)が28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映され、上映後に河瀬直美監督がトークショーを行った。

河瀬直美監督最新作映画『玄牝 -げんぴん-』場面写真

 本作は2010年カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞作。撮影監督は、数々のジャン=リュック・ゴダール作品を手掛けたカロリーヌ・シャンプティエというフランス人女性だ。知る人ぞ知るベテランである彼女は、河瀬監督の『七夜待』でも撮影監督を務めた。「とにかく何でもできる人。監督のことをすごく尊敬してくれ、しっかりと意図をくみ取ってくれた。タイでの撮影では、現地の男ども(笑)を従えてテキパキ動いてくれた」と河瀬監督もその手腕を高く買っている。

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 そんなカロリーヌは、昨年(第22回東京国際映画祭)のコンペティション部門で審査員を務めた。この日、トークショーの司会を務めた映画祭スタッフが、「すごく怖かった。一度も笑顔を見なかった」と恐る恐る振り返ると、河瀬監督も苦笑しながら「メチャ怖いと思われているみたいで……。彼女、仕事中は映り込みを避けるため、全身黒い服しか着ないんです。それだけプロフェッショナルに徹している」とコメント。

 そして「実はオフの時間は、真っ白な服を着てるんですよ。タイでの撮影中にバースデーケーキを用意してくれたり、女の子らしい部分もあるんですよ」と明かし、司会者や映画通の観客を驚かせた。

 『神々と男たち』は1996年にアルジェリアで起きたフランス人修道士の誘拐・殺人事件を基に、信念の強さと人間の尊厳を問い掛ける作品。9月に本国フランスで動員200万人を突破し、来年の米アカデミー賞外国語映画賞のフランス代表にも選ばれている。

『神々と男たち』(仮)は2011年陽春、シネスイッチ銀座で公開

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