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名女優エレン・バースティンにそっくり!?カナダの新進女優現る

第20回東京国際映画祭

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期待の新星です!
期待の新星です!

 24日、第20回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されたカナダ映画『ストーン・エンジェル』の記者会見が六本木ヒルズのTIFFムービーカフェで行なわれ、クリスティン・ホーンとプロデューサーのマイケル・ライアンが出席した。

 マーガレット・ローレンスの小説「石の天使」を映画化した本作は、90年以上に及ぶ人生を振り返る一人の女性の物語だ。年老いた主人公を名女優エレン・バースティンが演じ、回想シーンの若き日々をカナダの新星クリスティン・ホーンが演じている。

 クリスティン・ホーンは、カナダでは主に舞台で活躍している女優で、映画出演は2作目。ほぼ主演といっていい役を演じるのは本作が初めてという期待の若手女優だ。記者から「エレン・バースティンとは目元がよく似ているからキャスティングしたのか?」と質問され、プロデューサーのマイケル・ライアンは「彼女を推薦したのは、カリ・スコグランド監督です。わたしは最初、似ているとは思わなかった。スクリーンに映したら似ていたので驚きました。彼女に出会えて、わたしたちはラッキーでした」と意外な答えが返ってきた。
 
 実際の撮影では、先にエレン・バースティンが2週間で老年期のパートを撮影したそうだ。その間、クリスティンはずっと現場でエレンの演技を観察していたという。「それは監督のアイデアだったのですが、わたしはエレンの演技を見ながら“彼女になる”という役作りをしていったのです」と語った。またそれ以外にも、「主人公の40歳くらいまでを演じるので、しぐさなどが自然と重なるように、エレンが40歳になるまでの彼女の出演作のビデオを観て、どういう演技をしていたかを研究した」そうだ。その努力の甲斐あって、エレンに劣らない素晴らしい演技を見せている。

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 本作は、小説の原作者も女性、映画化にあたって脚本と監督を手がけたのは女性のカリ・スコグランド、そして主人公の女性を名女優エレン・バースティンとカナダの新星クリスティン・ホーンが演じ分けているという点で、まさに女性によって作られた“女の一生の物語”といえるだろう。

第20回東京国際映画祭は、六本木ヒルズと渋谷Bunkamuraをメーン会場に20日から28日まで開催される。
東京国際映画祭オフィシャルサイト tiff-jp.net

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