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エゼキエルたちが連行された先は!?そしてスピンオフへのリンクも?

今週のウォーキング・デッド

 前回、連れ去られたアレクサンドリアの仲間たちはどこへ向かうのか? 彼らを追うダリルとキャロルは? 今回は早くも第21話「アウトポスト22」。最終話となる第24話に向けて、あの人物たちがついに動き出す!(文・平沢薫)

※ご注意 この記事は「ウォーキング・デッド」シーズン11についてのネタバレが含まれる内容となります。視聴後にお読みいただくことをおすすめします。

今週のウォーキング・デッド~シーズン11第 21話「アウトポスト21」

 ドラマは前回のラストシーンの続きからスタート。暗い夜の中を疾走する何台もの車両。その中には、コモンウェルスの兵士たちに拘束され、何かを注射されたエゼキエル(カリー・ペイトン)たちが乗せられていた。しかし、ゲイブリエル(セス・ギリアム)が乗せられた車両では、彼が拘束を解き、行動を起こす。

ゲイブリエル
コモンウェルスの兵士たちに拘束されたが、なんとか逃げ出したゲイブリエルたち。「ウォーキング・デッド」シーズン11第21話より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 そんなふうに始まる今回は、久々のアクションたっぷりエピソード。車両から逃げたマギー(ローレン・コーハン)、ゲイブリエル、ロジータ(クリスチャン・セラトス)、そして彼らに合流したダリル(ノーマン・リーダス)とキャロル(メリッサ・マクブライド)による、コモンウェルスの兵士たちとの銃撃戦が展開。そして、兵士とダリルのオートバイによるチェイスはかなり新鮮だ。監督のターニャ・マキアナンは今回が「ウォーキング・デッド」の2話目で、このシーズン第12話「ザ・ラッキー・ワンズ」に続く担当になる。1996年からテレビドラマの監督を務めるベテランで、近年はドラマ「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」や「コブラ会」も手掛けている。

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ダリルとキャロル
連れ去られたアレクサンドリアの仲間の行方を追うダリルとキャロル。「ウォーキング・デッド」シーズン11第21話より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 そして、ドラマ面で判明したのが、コモンウェルスの新たな暗黒部分。エゼキエルたちを乗せた車両が着いたのは、共同体の最下層の人々が強制労働させられる場所。食事はお粥のようなものだけ、逃げ出した者は、即、銃殺。彼らのような労働力によって、コモンウェルスの町の人々の豊かな暮らしは成り立っていたのだ。この共同体が格差社会なことは既に描かれていたが、こんな非人道的な部分まであったとは

エゼキエル
エゼキエルたちは強制労働をされることになるが……。「ウォーキング・デッド」シーズン11第21話より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 そこで、今回起きるのが、登場人物3人の復活だ。まず、ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)とエゼキエルの復活。2人は強制労働所で働くことになり、ニーガンがエゼキエルに接近。「かつて人々を率いた者として話している」と話しかける。そうなのだ、シーズン8でリック(アンドリュー・リンカーン)に倒されて以来、ずっと受け身だったニーガンだが、ここに来て、ついに自ら動く。彼はエゼキエルに、恐怖ではなく希望によって人々を団結させることを提案し、「あんたなら出来る。俺には無理だ」と言う。すると、エゼキエルのリーダーとしての意識も復活する。これまでコモンウェルスの動物飼育係に満足していた彼が、ニーガンの過去の悪行を忘れないと言いつつ、協力することを決心するのだ。この2人の復活に胸が熱くなる。そして、ニーガンの「俺が何とかする。その時は、俺はここを出ないだろう」と言う、その作戦はどんなものなのか。ニーガンの言葉からは自己犠牲の気配も漂うのだが。

ニーガン
妻アニーを救出するために何かを画策するニーガン。「ウォーキング・デッド」シーズン11第21話より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 そして、もう1人、復活するのがマギー。今シーズンの第18話「ア・ニュー・ディール」で、コモンウェルスには何もせず、自分がいた共同体に戻ることにしたマギーは今回、「わたしが間違っていた」と認めて、本来のマギーに戻る。彼女は、ウォーカー化した少年を見ては、コモンウェルスに連れ去られた息子ハーシェル(キエン・マイケル・スピラー)を思って胸をかきむしられ、彼らが自分たちが暮らしていたアレクサンドリアを前哨基地“第22基地”にしていることを知って激怒する。そして、「子供たちと家を取り戻し、間違いを正す」と断言する。やっぱりマギーはそうでなくちゃ。それがどんな作戦なのか、次回の彼女の反撃が楽しみだ。

マギー
コモンウェルスから仲間たちを奪還すると決意するマギー。「ウォーキング・デッド」シーズン11第21話より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 そして、最終回が近いこの時期だから気になるのは、ひょっとしてスピンオフへの伏線なのかと思わせる部分。コニー(ローレン・リドロフ)が分類された「指定2」は「遠くへ送られ、戻らない」ということがわかった。コニーは救助されたが、他の「指定2」とされた人々の行く先は、ひょっとしてダリルのスピンオフの舞台となるフランスと何か関係があるのだろうか? また、マギーの息子ハーシェルと、ニーガンの妻アニー(メディナ・センゴア)はどちらもコモンウェルスに連行されたようだが、これはスピンオフでマギーとニーガンが共闘することに関係するのだろうか? スピンオフとのリンクも気になってきてしまうが、さてどうだろう。

「ウォーキング・デッド」ファイナル・シーズン最終章はディズニープラスのスターで独占配信中

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