いま麻雀がきてる！女性雀士集結の映画に注目！

　ツモッ！　ロンッ！　麻雀のプロスポーツ化を目的としたひと握りのトッププロだけが出場できる麻雀のナショナルリーグ「Mリーグ」が10月1日に開幕。「麻雀」がいまキテいます！　そして10月27日に公開される麻雀漫画の金字塔「ノーマーク爆牌党」の実写映画には本物の女性プロ雀士が集結し、カメオ出演しています！　普段はプロとして麻雀と向き合っている女性雀士たちが、フィクションの世界でしか見せることのない“魅力ポイント”（中には雀士以外の役を担当している人も！）について取り上げていきます！（編集部・海江田宗）

■映画『ノーマーク爆牌党』とは!?

　漫画「ノーマーク爆牌党」は“最強の麻雀打ち”を決める「麻雀最強戦」という大会の初代優勝者でもある漫画家・片山まさゆきの作品です。映画版では麻雀の天才を自負する爆岡弾十郎（NON STYLE の石田明）と守備を重視する手堅い打ち筋の大学生・鉄壁保（矢本悠馬）がプライドを懸けた熱戦を繰り広げます。人それぞれに勝ちパターンがある麻雀ならではの、攻めまくる爆岡と守りまくる鉄壁による対決です。

　映画ではグラビアアイドル、女優として活躍中の長澤茉里奈が鉄壁の理解者である九蓮宝燈美（ちゅうれん・ぽとみ）役を務めています。また、舞台「おそ松さん」シリーズなどで知られる高崎翔太が驚異的な確率で役満（とてもすごい麻雀の役）を上がる当大介（あたり・だいすけ）役として、ちょっと抜けているけど、それもまたかっこいい姿を見せています。さらに、名脇役として様々な映画・ドラマに欠かせないモロ師岡が爆岡の才能を見抜く万利休（まんの・りきゅう）役で抜群の存在感を発揮。3人とも特徴的な役名に負けない、キャラの立った演技で、麻雀でいうところの赤ドラ牌（点数を上げるあるととても嬉しい牌）的な役割を果たしています。

■劇中のいたるところに本物の女性雀士がゲスト出演！

　麻雀と聞くと「タバコくさい部屋でコワモテの男たちがピリピリしながら唸（うな）り声をあげている」というイメージがあるかもしれませんが、それはもはや幻想です。Mリーグのチーム「渋谷ABEMAS」の白鳥翔プロは長袖シャツの“萌え袖”で知られており、「U-NEXT Pirates」に所属するロボ（ロボット）こと小林剛プロはとっても優しそうです。そして映画『ノーマーク爆牌党』にゲスト出演されている女性雀士7人は美女ぞろいです。

■映画の中でも「凛」！高宮まり

　1人目に紹介するのは、Mリーグの中で最も攻撃力を重視しているチーム「KONAMI 麻雀格闘倶楽部」の一員・高宮まりプロ。「攻めダルマ」の異名を持つ佐々木寿人プロ、「これって麻雀？」と思わせるような残り枚数や効率などのデジタル的な要素をガン無視した麻雀を打つ前原雄大プロという強力なチームメイトとともに戦う高宮プロは、劇中でも凛とした姿で麻雀を打っています。

■これは事故！実力者・山脇千文美は予測不能の事態に……

　続いて紹介したいのは山脇千文美プロ。山脇プロはMリーグの選手ではないのですが、最強の女性麻雀プロを決める「RTD Girl's Fight」という大会を2連覇したこともある実力者。しかし、映画ではさすがの山脇プロも予想できないような展開に巻き込まれ、かなりショッキングな目に遭ってしまっています。

■マーメイドはまさかの役で登場！

　「最速マーメイド」の異名を持つ理論派雀士・魚谷侑未プロもこの映画に登場します。「えっ!?　ここ？」と思わせるまさかの役どころで登場している「最速マーメイド」は、Mリーグの中で不死鳥のように不撓不屈（ふとうふくつ）の精神で戦う「セガサミーフェニックス」のメンバーです。

　ほかにも“麻雀の効率”をマスターし、きた牌と状況に応じて流れるように打つ「手なりの女王」と呼ばれる宮内こずえプロ、「アイスドール」こと和泉由希子プロ、「リトルマシンガン」こと石田亜沙己プロ、「清純派黒魔術師」こと菅原千瑛プロも出演している本作（すでにお気づきかと思いますが、麻雀プロはそれぞれかなり特徴的な通り名を持っています）。特に「手なりの女王」の“ここで出てくるのか感”はすごいです。

　内容はかなりマニアックに、そして最後の方は駆け足になってしまったこの特集ですが、映画『ノーマーク爆牌党』ではCGを駆使した迫力の描写があったり、ドラマとして重要な場面をしっかりと盛り上げる演出があったりと麻雀を知らない人も十分楽しめます。美しい女性雀士をふくめ、麻雀の知られざる魅力がそこにある！