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かわいすぎる!世界のこども映画10選

今週のクローズアップ

 5月といえば「こどもの日」。そこで今週のクローズアップでは、世界の子供映画の厳選10作をご紹介します。かわいい子供たちが、ゴールデンウイーク明けの鬱々とした気分を晴らしてくれるはずです!(編集部・市川遥)

『リトル・ランボーズ』

『リトル・ランボーズ』
Paramount / Photofest / ゲッティ イメージズ

 アニメーション映画『SING/シング』ガース・ジェニングス監督の少年時代がベースとなっているチャーミングな良作。宗教上の理由からテレビや映画を観ることを禁止されてきた11歳のウィルが学校一の問題児カーターと出会い、『ランボー』にインスパイアされた映画を二人で作る過程をつづっています。

 本編はウィルが描くキュートなイラストで彩られ、二人の秘密の映画作りを見守るジェニングス監督の温かな眼差しにほっこり。映画と親友はこんなにも人生をきらめかせてくれるんだな~(涙)。ウィルとカーターという正反対の二人の友情、そして邪険に扱われてもひたすら兄思いなカーターに泣かされます。

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『落下の王国』

『落下の王国』
Roadside Attractions / Photofest / ゲッティ イメージズ

 “映像の魔術師”と称されるターセム・シン監督が構想27年、CMやミュージックビデオ制作で稼いだ私財を全投入して作り上げた渾身の一作。死を望む入院中のスタントマン・ロイ(リー・ペイス)が幼い少女アレクサンドリアを操るために始めた虚構の物語が、やがて“二人の希望”となっていくさまを、世界24か国以上で撮影された目もくらむほど美しい映像で描いています。

 何と言っても監督が10年かけて探したというアレクサンドリア役、カティンカ・ウンタルーの愛らしさがハンパじゃない! 笑顔も泣き顔も、化粧中のナースに「きれいだよ」と声を掛けるときの何だかおじさんみたいなニヤリとした笑いも、ロイを愛情いっぱいに見つめる姿もとにかくかわいい。映画を観たらアレクサンドリアの声真似をして「アングリーピーポー」「アメリカーナエキゾティカ」と連呼してしまうはず(コレ、観れば絶対わかってもらえると思います)。

『トムとトーマス』

 別々の環境で暮らしてきた幼い双子の兄弟が運命に導かれるように再会を果たすも、人身売買事件に巻き込まれ、互いを守るために奮闘するアドベンチャー。一人二役で双子のトムとトーマスを演じたのは、『キック・アス』のへっぽこ主人公役で知られるアーロン・テイラー=ジョンソンです。子役時代のアーロンはその愛らしさに加え、演技力の高さも遺憾なく発揮しています。

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『コーラス』

『コーラス』
Miramax / Photofest / ゲッティ イメージズ

 問題児ばかりの寄宿学校に転任になり、彼らに合唱を教えることになる音楽教師の姿を描いたフランス映画。実際にサン・マルク少年少女合唱団のソリストを務めていた少年をメインに据えており、その歌声はまさに天使(見た目も天使)! 複雑な事情を抱えた少年たちと、そんな問題児たちに悩まされても彼らを支えることをやめない教師たちの関係は涙を誘います。

『飛ぶ教室』

 「エーミールと探偵たち」などで知られる作家エーリッヒ・ケストナーの同名小説を基にしたドイツ映画。退学を繰り返し、少年合唱団で有名な聖トーマス校の寄宿舎に編入することになった少年ヨナタンが、ルームメイトたちと友情を築き、一緒にクリスマス劇を上演するまでをつづっています。ルームメイトたちは個性豊かで、ヨナタンと“歌うロビン・フッド”ことマルティンのちょっと大人な二人、そして力自慢のマッツと小柄なウリーという正反対の二人という2タイプの友情を同時に楽しめるのが魅力。一対一の決闘をしたマッツの腕に「心配したよー」と飛び込んでくるウリー、かわいすぎです。

『やかまし村の春・夏・秋・冬』

「やかまし村のギフトボックス」
「やかまし村のギフトボックス」 価格:4,800円+税 発売元・販売元:株式会社KADOKAWA

「長くつ下のピッピ」などで知られるスウェーデン人作家アストリッド・リンドグレーンが自らの作品を原作に、脚本も手掛けた『やかまし村の子どもたち』の続編。3軒しか家がない「やかまし村」に住むのは、6人の子供たち(+まだ小さなシャスティン)です。彼らの夏休みを描いた前作に続く本作では、スウェーデンの美しい四季も堪能することができます。

 子供たちは何でもかんでも自分でやってしまうし、見守る親たちもおおらか(そもそもあまり出てこない)。何が起こるわけでもない日々が、こんなにも豊かだなんて! 忙しい毎日で忘れかけていた、そんなことを思い出させてくれる名作です。『ギルバート・グレイプ』ラッセ・ハルストレム監督作。

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『ラスムスくんの幸せをさがして』

 同じくリンドグレーン原作・脚本のスウェーデン映画で、里親を見つけようと孤児院を脱走した9歳のラスムスと、陽気な風来坊のオスカルとの放浪の旅を楽しい歌で彩った作品。ラスムスと孤児院の親友グンナルのやり取りのかわいさといったら。「グンナル~(一緒に行こうよ~)」と誘うもあえなく拒否されてしまうラスムスですが、二人が互いを大切に思っていることがひしひしと伝わってきます。幼いながらも「本当の幸せ」とは何かをよく理解しているラスムスに、大人が学ぶところは多かったりもします。

『ダウンタウン物語』

『ダウンタウン物語』
Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 禁酒法下の1930年代ニューヨークを舞台にしたギャングミュージカル……なのですが、なぜか登場人物は全員子供。ハンサムな一匹狼バグジー・マローンをはじめ、暗黒街のギャングやその酒場の歌姫といった“大人な役柄”にふんした、子供たちの熱演ぶりが楽しい異色作です。そんな中でも子役時代のジョディ・フォスター演じる歌姫はびっくりするほど妖艶! 『小さな恋のメロディ』の脚本家として知られるアラン・パーカーの監督デビュー作でもあります。

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『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』

 炭鉱労働者の家に生まれながらもバレエダンサーを目指す少年ビリーの姿を描いた映画『リトル・ダンサー』を基にしたロングランミュージカルを映像化(2014年9月28日のロンドン公演分)。複数キャストで展開してきたミュージカルですが、このビリー(エリオット・ハンナ)&親友マイケル(ザーク・アトキンソン)のコンビは本当に最高! エリオットの躍動感あふれるバレエ、エリオットも素で笑ってしまうほどのザークのエンターテイナーぶり、新スパイダーマンのトム・ホランドを含む歴代ビリー総出演のラストにも心躍ります。

『ベル&セバスチャン』

『ベル&セバスチャン』
価格:3,800円+税 発売元:ミッドシップ 販売元:TCエンタテインメント

 「名犬ジョリィ」としてアニメ化もされたセシル・オーブリーのベストセラーを基にしたフランス映画。アルプスの麓で家畜や人を襲う“野獣”として村人から命を狙われる野犬をベルと名付け、懸命に守る孤児セバスチャンの姿を雄大な景色と共に描いています。孤独なもの同士、心を通わせていくセバスチャンとベルは、ナチスに追われるユダヤ人一家を救うため、道案内人として危険な冬の“アルプス越え”に命懸けで挑むことになるのですが、彼らは本当にたくましい! 小さな体に強い思いを秘めた子供の底力に感服させられます。

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