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最強!アンソニー・ホプキンス×アル・パチーノ!衝撃のサスペンスは予測不可能!

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『ブラック・ファイル』

 トカゲのような目で静かに話す、笑顔すら悪役なアンソニー・ホプキンス(今年でなんと80歳!)と、小柄ながらブチ切れた時のよく通る声、黙って相手を見つめる顔が上司じゃなくてよかったと心から思わせる76歳のアル・パチーノ。油の乗り切った「最強」のオスカー俳優である2人が初共演した作品がある。野心家の若手弁護士が、人間のさまざまな欲望が絡み合う陰謀に巻き込まれていくが、ミステリー好きでも、この結末を予測することはなかなか不可能! なぜなら二大名優の演技が真に迫りすぎて謎がどんどん謎を呼んでしまうからだ。野心を持って日々の仕事に打ち込むそこのあなた。まわりにもしこんな「謎の人物」が1人でもいたら、すぐに荷物をまとめて実家に帰るべき!(編集部・海江田宗)

牛耳りすぎ!:巨大製薬会社のCEOが悪人とかやってられん! - アンソニー・ホプキンス

『ブラック・ファイル』
き、きれてる……?

 『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター役で世界中を虜にしたアンソニー・ホプキンスが今作で務めたのは、新薬の治験結果を捏造し、多額の利益を得る巨大製薬会社ピアソンのCEOという役どころ。静かでゆっくりとした語り口調。そして「危険な笑顔」に目が釘付けになる。いつ爆発するのかがわからないホプキンスの怖さは健在だ。

『ブラック・ファイル』
いくつになっても美女が似合う

 CEO(ホプキンス)はメディアから激しい追及を受けているが、対峙する弁護団に決定的な証拠をつかませない彼は、批判も疑惑もどこ吹く風。絶対的な権力と他を寄せ付けない自信を持ち、若く美しい恋人と我が物顔で街を歩いていく。

すべてお見通し!?:弁護団代表なのに『ゴッドファーザー』ばりのボスオーラ - アル・パチーノ

『ブラック・ファイル』
殺しの指令を受けてるとしか思えない

 製薬会社ピアソンと向き合う弁護団の代表として、圧倒的な存在感とともに登場するのが『ゴッドファーザー』のアル・パチーノだ。一流弁護士事務所の代表チャールズ・エイブラムスとして専用の部屋で自分のデスクに座るパチーノの威圧感は只者ではない。「正義のためなら手を汚せる弁護士が必要」と主張する若手弁護士ベン・ケイヒル(ジョシュ・デュアメル)の話を聞きながら、幾重にも考えを巡らす彼の眼は野生の狼のような光を放っている。貧しい少年時代を経てハリウッドを代表するスターへと登り詰めたパチーノが、今回も唯一無二の演技で観客の心を奪う

やめとけ、止まれ!:危険すぎる証拠をつかんだ野心家の弁護士 - ジョシュ・デュアメル

『ブラック・ファイル』
まじで、やめとけー!

 疑惑の製薬会社へと戦いを挑んでいく弁護士ベン・ケイヒルを演じたのは『トランスフォーマー』シリーズなどのジョシュ・デュアメル。謎多きキャラクターたちの中で彼だけは正義感丸出しの主人公! と言いたいところだが、医師として働く妻との関係は流産をきっかけに冷え切っていて、病的なまでに仕事に打ち込むことでその悲しみから逃れようとしている。そして「あること」から決定的ともいえる不正行為の証拠をつかんだベンは、「昇進」「知名度アップ」に向けて猛進するのだが、それは「野心の代償」を払うためのスタートにすぎなかった。

『ブラック・ファイル』
後悔してももう遅い…

 エリート街道を駆け上がろうとするのは人間の性の一つだろう。危険なチャンスをつかもうとするベンに共感する観客は少なくないはずだ。しかし、一世一代の大勝負とアクセルを踏み込んでしまうと、それがどん底へと向かう道だとわかっても、止まることは容易ではない……。

急すぎて驚愕!:神出鬼没の超クールな正体不明バイク乗り - イ・ビョンホン

『ブラック・ファイル』
いきなり出たー!

 物語の途中から突如として現れるのが、韓国を飛び出しハリウッドで挑戦を続ける俳優イ・ビョンホン。今回、彼が与えられた役名は「謎の男」。その名の通り、正体不明で神出鬼没のこの男が、バイクに乗って物語をかき回す。

 訴訟から手を引くことをベンに要求するこの男もまた、何をしでかすのかわからない、まさに「謎の男」。暗闇を生きる彼は、光の世界の住人を闇に葬ろうと闇の底から手を伸ばす……。スクリーンに急に出てくるイ・ビョンホンは、一気にその妖艶な魅力で全体を包んでいく。

メガホンを取ったのはアメリカ生まれの日系2世

『ブラック・ファイル』
結末は予測不能

 アンソニー・ホプキンスとアル・パチーノという映画好きにはたまらないキャスティングをしてきたのは、本作が監督デビュー作であるシンタロウ・シモサワ監督。日本の大ヒットホワー『呪怨』清水崇監督が自らハリウッド・リメイクした『THE JUON/呪怨』の共同プロデューサーという経歴も持っている。これまで犯罪捜査ドラマ「クリミナル・マインド」のスピンオフ「「クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル」やサスペンスドラマ「ザ・フォロウィング」などの脚本を手がけてきた叩き上げだ。

 シモサワ監督は、二大俳優の撮影現場での様子を「ちゃんと準備をして、万全を期して完璧なシーンを撮りたいという意気で臨んでくれました。2人とも完璧主義者なんですよね」と振り返っている。

 「出世欲」「金欲」「独占欲」「愛欲」……。決して途絶えることのない人間の様々な欲望が複雑に絡み合った後に迎えるラストは予測不可能。アンソニー・ホプキンスとアル・パチーノの名演だけでもDVDのお値段以上の価値ありだ。

映画『ブラック・ファイル 野心の代償』ブルーレイ&DVDは3月24日よりTSUTAYA先行レンタル開始 セルの発売日は4月26日 発売元:カルチュア・パブリッシャーズ セル販売元:松竹 公式サイト

『ブラック・ファイル』

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