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ポスト・ジャック・ブラック! ザック・ガリフィナーキスのキモカワな魅力

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ポスト・ジャック・ブラック!ザック・ガリフィナーキスのキモカワな魅力

 全米で大ヒットを記録し、ゴールデン・グローブ作品賞コメディ/ミュージカル部門作品賞に輝いた『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』でブレイクしたコメディアン、ザック・ガリフィナーキスの魅力に迫ります!
大学卒業を断念し、お笑い芸人としてスタート

 モジャモジャのひげがトレードマークのザック・ガリフィナーキスは、アメリカ・ノースカロライナ州出身の人気コメディアン。ノースカロライナ州立大学をわずか1ポイントの不足で卒業できず、ニューヨークへ渡った彼は、タイムズスクエアのハンバーガー店の裏でお笑い芸人として活動をスタート。ときにはドラッグ・クィーンのお店で働いたことも!

 努力のかいあってナイトクラブやカフェでステージを務めるようになり、1996年にテレビドラマ「Boston Common」で晴れて俳優デビュー。その後、人気テレビドラマ「TRU CALLING トゥルー・コーリング」(2003~2005)で、ヒロインをサポートするオタクで気のいいモルグの所長デイビス役を好演。このころから、ザックの「オタクキャラ」としての個性が開花していったようです。ちなみに、撮影がオフの間はノースカロライナにある農場で暮らしているようで、そんなのんびりとしたマイペースもまた彼の魅力の一つです。

モジャモジャのひげと、つぶらな目、メタボ体形がトレードマークのザック・ガリフィナーキスは、41歳の遅咲きスター
Charles Eshelman/ FilmMagic/gettyimages

 
十八番は、ウザい・痛い・キモいの3拍子そろったダメキャラ

 ザックが本格的にブレイクしたのは、『スタスキー&ハッチ』などのコメディーの名手トッド・フィリップス監督の爆笑コメディー『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』。ラスベガスでのバチェラーパーティー(結婚前夜祭)に参加した男たちの、とんでもない一夜を描いた本作で、ザックが演じたのは花婿の義弟で自称「専業・ニート」のアラン。精神年齢は中学生並み、協調性ゼロ、下品で目立ちたがり、「アランが行くところ事件アリ!」というほどのトラブルメーカーで、あまり友達になりたくないこのクセモノキャラを愛嬌(あいきょう)たっぷりに演じ、キョーレツな存在感を放ちました。アメリカのコメディー映画にありがちなオーバーアクトというより「地味にヘン」な怪演がウケて、まさに真骨頂といったところ。

 この路線は同監督の『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』でも受け継がれ、ウザい・痛い・キモいの3拍子そろったダメキャラが彼のアタリ役に。トレードマークのキャラが確立されたという点では、第2のジャック・ブラックともいえそうです。

ロバート・ダウニー・Jrと爆笑の掛け合いを披露したロードムービー『デュー・デート~』
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最新作ではあんな姿に! 待望の大ヒットコメディー第2弾

 「2作目では、僕のヒゲに火が付くというアイデアがあったんだ。でもそれを実際にどうやるか方法を見つけられなくて、代わりに頭をそることにしたんだ」というように、ザックはなんと最新作『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』で、スキンヘッドに! なぜそうなったのかは本編を観てのお楽しみですが、今度はアジア圏のバンコクに舞台が移ったことによってバチェラーパーティーの災難度もぐ~んとアップ!

 事の発端は、やっぱりアラン。演じている本人が、「実際にアランのような知り合いがいたら遊ぶかって? 遠慮しとくよ。僕の忍耐レベルはそんなに高くないから!」とぼやくぐらい、ぶっ飛んだ怪演のオンパレード。また、本作がスゴイのは、前作と筋書きが同じという前代未聞の試みをしたにもかかわらず二番せんじ感がまったくないところ。アメリカでは、コメディー映画歴代オープニング新記録をたたき出す快挙を成し遂げたことからも、続編が期待できそうです。本作を観れば、ザックのキモカワな魅力にハマること必至!

 映画『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』は、7月1日より全国公開



エンドクレジットに流れる笑撃フォトギャラリーも話題の映画『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』
(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
 
文・構成:シネマトゥデイ編集部
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