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第25回

今月の5つ星

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シネマトゥデイが選ぶ 今月の5つ星

スポ根漫画の金字塔を、山下智久主演で映画化した『あしたのジョー』、アカデミー賞最多12部門ノミネートの快挙で話題沸騰のコリン・ファース主演の感動ドラマ『英国王のスピーチ』など、大作から通好みまで大満足のラインナップをお届け!

2月5日公開 人生のターニングポイントで葛藤する主人公が共感を誘う 『ザ・タウン』 作品情報

俳優兼監督として活躍するベン・アフレックが、映画『ゴーン・ベイビー・ゴーン』以来、3年ぶりにメガホンを取ったクライム・ドラマ。アメリカでは初登場ナンバーワンに輝き、日本でも早くも多くの映画評論家から高い評価を得ている。そのワケは、まず監督のベンにあり! 映画開始5分の銀行を襲撃するシーンからいきなりジェットコースターに乗ったような痛快な気分を味わうわけだが、ラストまで飽きさせずに楽しませてくれるストーリー構成と演出は見事だ。次にただの犯罪ドラマでなく、共感性の高い作品に仕上がっている点も本作が評価される理由の一つ。「自分を変えたい」という志を持ちながらも、仲間と愛する女性との間で葛藤する主人公の姿は、観客の心をガチッとつかむに違いない。そして忘れていけないのは脇を固めるキャスト。本作では、ベテラン俳優のピート・ポスルスウェイトクリス・クーパー、映画『それでも恋するバルセロナ』レベッカ・ホール、そして映画『ハート・ロッカー』ジェレミー・レナーら、多彩なキャストが出演。特に第83回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたジェレミーの暴走っぷりは必見だ。自分の道を切り開くか、とどまるか。あなただったらどうする?

『ザ・タウン』©2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
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2月11日公開 山P&伊勢谷の体つきから並々ならぬ気迫が伝わってくる 『あしたのジョー』 作品情報

原作は、日本で長年にわたり愛されてきた国民的な漫画。ただでさえ漫画、アニメの実写化には批判がつきまとう。しかし矢吹を演じた山Pこと山下智久をはじめ、力石を演じた伊勢谷友介からは、そんな重圧をはねのけて「あしたのジョー」を完成させようとする気迫をビシバシと感じた。体脂肪率を4パーセントまで落としたという両者の体つきや、切迫したファイトシーンからは、「生半可な気持ちじゃねえ!」というメッセージが伝わってくる。特に力石の体つきは、すごいを通り越して、いい意味で「引いて」しまうほど。巧みなCGやカメラワークもさることながら、顔にパンチが当たる瞬間をスローモーションで見せる演出は必見! 山Pの顔がとんでもないことに……。ちなみに香川照之演じる段平のビジュアルは、原作に忠実で一見こっけいに見えるかもしれないが、映画に入り込めば問題なし! ただ、ラストシーンは賛否両論となりそうな気がするが、果たして……?

『あしたのジョー』©2011 高森朝雄・ちばてつや / 「あしたのジョー」製作委員会
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2月26日公開 内気な英国王を演じたコリン・ファースがオスカーに王手! 『英国王のスピーチ』 作品情報

恋人を亡くしたゲイの教授を演じた『シングルマン』に続いて、本作で2度目のアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたイギリスの実力派コリン・ファース。今回、彼が演じているのは英国王ジョージ5世の次男で、吃音(きつおん)に悩むジョージ6世だ。内気な彼が、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)の型破りな治療に戸惑い、時には怒りをあらわにしながら自らの心の闇と向き合い、コンプレックスを克服していくさまは少年のように無垢(むく)で、応援したくなる。最も印象的なのが、父のジョージ5世が崩御したのち、兄のスキャンダル騒動を経て王位を継承することになった彼が、プレッシャーに耐えかねて「わたしは王になれない!」と泣きじゃくるシーン。そんな飾らない、人間味あふれる王族のキャラクター像は驚くほど新鮮で、万人の共感を誘うはず。決して取りつくろうことなく自分の弱さに打ち勝つジョージ6世の姿は、あまりに崇高で美しく、すがすがしい余韻を残す。

『英国王のスピーチ』©2010 See-Saw Films. All rights reserved.
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2月26日公開 まじめな中年男の悲喜あふれる転落人生に圧倒される 『シリアスマン』 作品情報

ジョエル&イーサン・コーエン兄弟がメガホンを取り、昨年のアカデミー賞作品賞と脚本賞にノミネートされた本作が、ついに日本で公開される。第80回アカデミー賞で作品賞・監督賞をはじめ見事4冠に輝いた映画『ノーカントリー』でも見せた怒濤(どとう)のストーリー展開は健在。そして、何といってもマイケル・スタールバーグ演じる主人公のラリーが「えっ! ここまで!?」というほど不幸なのである。平凡にまじめに暮らしていたはずのラリーだが、妻から友人との浮気を告白され、離婚を迫られる。これを機に、物語の最後の最後までブラックユーモアたっぷりに次々と災難が彼を襲い、「物事がうまくいかない」と悩んでいる人は、「自分よりひどい人がいる」と希望すら与えてもらえるかもしれない。コーエン兄弟が「アイデンティティーの一部」と語るユダヤ人コミュニティーを舞台に描かれる本作。家族にも相手にされないお人よしのラリーの人生は、こっけいだが人ごとではない悲喜にあふれ、観る者を圧倒する。アカデミー賞ノミネートも納得の秀作だ。

『シリアスマン』©2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
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2月26日公開 善悪の概念をなくした国家要員の血で血を洗う復讐劇に悶絶 『悪魔を見た』 作品情報

スゴ腕の国家情報院捜査官スヒョンが、婚約者を惨殺した連続猟奇殺人鬼ギョンチョルに壮絶な復讐(ふくしゅう)を果たすさまを、ショッキング描写満載で描いた本作。完全に善悪の概念をなくしたスヒョンが国家要員として培った戦闘能力を生かし、容赦なく犯人を追い詰めていく前半は恐怖を通り越して痛快ですらあるが、単なる勧善懲悪のサスペンスで終始しないのが本作の驚くべき魅力だ。スヒョンの誤算によって、この復讐劇は中盤から思わぬ展開を迎えるのだが、スヒョンを翻弄(ほんろう)し続けるギョンチョルは人間の持つ「悪」の計り知れなさを象徴しているようで、観る者に底なしの恐怖を突き付ける。15年もの間自分を監禁した犯人に復讐を誓う主人公を演じた『オールド・ボーイ』から一転、狂気の殺人鬼に成り切った名優チェ・ミンシク、残忍な殺人鬼へと豹変(ひょうへん)していくかなしき復讐者にふんしたイ・ビョンホンの熱演は圧倒的で、韓国映画界のレベルの高さを物語っている。

『悪魔を見た』©2010 PEPPERMINT&COMPANY CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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