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「相棒22」最終話に“名探偵コナン” 右京がまさかの発言「友だちではありません」【ネタバレあり】

名探偵・右京の口から「コナンくん」の名前が!
名探偵・右京の口から「コナンくん」の名前が! - (c)テレビ朝日・東映

 ドラマ「相棒season22」(テレビ朝日系)最終回スペシャル後編となる第20話「トレードオフ~AI右京の完全推理」が、13日に放送された。最終回後編は「目まぐるしい」「どう着地するんだ?」と心配されるほどテンポのいい展開で、特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が事件解決のために奔走した。劇中では、名探偵つながりで「名探偵コナン」の名前が登場し、SNSでは「コナンくん」が一時トレンド入り。最終回でも多くの話題を生み出し、「終わっちゃった……」「寂しいねえ」と惜しむ声や、「また、あるよね?」「半年後に待ってるよ!」と次のシーズンを期待する声が多く上がった。(以下、内容に触れています)

【画像】コナンくんっぽい!? 名探偵風に変装した右京さん

 右京が「警視庁の名探偵と呼ばれている杉下右京です」と名乗り、内閣官房長官・武智淑郎(金田明夫)が殺人事件の黒幕だと断言する動画が拡散された。右京は身に覚えがないと言うが、煙たく思っている甲斐峯秋(石坂浩二)を追い落とすいいチャンスとばかりに、衣笠藤治副総監(杉本哲太)ら上層部は、動画はフェイクではない事実だと認めてしまう。右京は、大河内監察官(神保悟志)から謹慎を言い渡された。

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 独自の捜査を続ける右京は、ホームズばりのインバネス姿に変装して角田課長(山西惇)に手引きを頼み、政治学者の乙部泰治郎(佐戸井けん太)を襲撃した多賀潮(島田裕仁)に会う。親の借金のために事件を起こしていた彼の問題を解決し、事件の裏側を聞き出した。

 土師太(松嶋亮太)の調査で、右京のフェイク画像が内調のしわざだとわかった。すべては、社美彌子(仲間由紀恵)の部下・石川大輔(林泰文)が、武智官房長官の悪だくみの片棒をかついで出世しようと行ったことで、動画は右京と美彌子を陥れるために仕組まれたものだった。

(c)テレビ朝日・東映

 西村拓三プロデューサー殺害の被疑者は、指揮権を発動して武智官房長官の窮地を救った法務大臣・下川阿貴(黒谷友香)だったが、鉄壁のアリバイがあった。捜査一課の面々に、そのアリバイを自分が崩すと語る右京の動画が送られてくる。一方、武智官房長官に陥れられた尾上欣悟検事(甲本雅裕)は、「殺してやる」という恨みの言葉を吐くのを周囲に聞かれていた。

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 武智官房長官に面会の約束を取り付けた右京が、彼の家を訪れると、武智官房長官は殺害されていた。同じく密談のためにその場を姿を見せた下川法務大臣と現場を封鎖する。だが、「武智を殺害した」と右京が宣言するフェイク動画が拡散され、右京は軟禁状態に。謹慎中なのにどうやって情報を集めていたのかと驚く角田に、薫は「ミッション:インポッシブルですよ」と変装して聞き込みをしていたことを明かす。「僕には亀山くんがいますから」「持つべきものはよき相棒です」と右京はうれしそうだ。

 下川法務大臣のもとに、尾上から「警察に本当のことを話そうを思う」と電話が入った。下川法務大臣はあわてて彼を止める。だが、その電話は、右京が声を変えてかけたものだった。下川法務大臣と尾上は結託していた。同じころ、尾上のもとにも、西村殺害容疑で捜査一課が訪れていた。

(c)テレビ朝日・東映

 権力を維持するために何でもするという武智官房長官を、2人は共謀して殺害した。実際に手をかけたのは下川法務大臣だ。また、武智官房長官に協力していた西村は、尾上によって殺害された。尾上は「我々は共犯関係」「2人で2人殺したんだよ」と語る。武智官房長官殺害の際の行動を、右京に言い当てられた下川法務大臣は「あなたを見くびっていたわ。後悔先に立たずだけど」と言い放った。右京は「後悔するなら、人殺しなんて愚かなまねをまず後悔なさい! そして恥じなさい! もちろん、あなた(尾上)も」と語気を強めた。

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 フェイク動画のおかげで、街行く人々に「名探偵、名探偵」「写真、写真」とささやかれる右京。「有名人ですね、右京さん」という薫に、右京は「みんなすぐに忘れますよ」とポツリ。「忘れっぽすぎですね、みんな」という右京の言葉に、薫は声をたてて笑っていた。

 今シーズンの最終回は、レギュラーメンバー総出演の豪華版となったが、意外な名前も登場した。“名探偵”として有名になった右京は、公園で女の子から「おじさん、コナンとお友だち? ママたちがおじさんのこと、名探偵だわって」と言われてしまう。右京は「残念ながら、コナンくんとは友だちではありません。ご期待に沿えず申しわけありません」と答える。コナンとは、もちろん「名探偵コナン」の主人公・江戸川コナンのことだ。

(c)テレビ朝日・東映

 実は「名探偵コナン」の原作コミックにある「名探偵図鑑」に、右京は登場したことがある。さらに、原作者の青山剛昌は「相棒」の撮影現場を見学していた際、鑑識役として撮影にも参加している。青山が登場する、season9の元日スペシャル「聖戦」を観直してみるのも面白いかもしれない。意外な縁でつながれた名探偵同士だった。

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 season22も、「楽しませてもらいました!」「愛される国民的刑事ドラマ」「やっぱり面白すぎるし、最高すぎるな」「安定の面白さと色あせない新鮮さが詰まった半年だった」と大好評のうちに幕を閉じた。27日には、ラストが放送されなかった元日スペシャルのノーカット再放送も予定されており、20日からはTERASAでオリジナルドラマの配信もスタートする。「相棒」ワールドはまだまだ躍進を続けるようだ。(文・早川あゆみ)

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