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森崎ウィン、「俺はガンダムで行く!」が人生を変えた 『ガンダムSEED』最新作で実感した縁の大切さ

「俺はガンダムで行く!」から6年…森崎ウィン、念願のガンダムシリーズ初参加!
「俺はガンダムで行く!」から6年…森崎ウィン、念願のガンダムシリーズ初参加!

 スティーヴン・スピルバーグ監督が手がけたハリウッド映画『レディ・プレイヤー1』(2018)に出演し、「俺はガンダムで行く!」という日本語セリフで世界を沸かせた俳優・森崎ウィン。アニメ「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」の最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』で、念願のガンダムシリーズ初参加を果たした。出演決定前からアニメシリーズを観ていたという森崎が、「ガンダム」との出会い、スピルバーグ監督から本作まで繋がってきた縁について語った。

【動画】森崎ウィン「俺はガンダムで行く!」から繋がった縁 インタビューの様子

人生を百八十度変えたセリフ

森崎が担当したグリフィン・アルバレスト(右端) - (C) 創通・サンライズ

 森崎と「ガンダム」の出会いは、『レディ・プレイヤー1』への出演が決まった時だった。「何となく作品は知っていたのですが、しっかり勉強しようと思って触れたのは、その時が初めてです。僕が演じたキャラクターが『ガンダム』好きという設定だったので、作品の魅力をまず知ろうと思いました」

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 VRワールドが舞台となった『レディ・プレイヤー1』では、森崎ふんするキャラクターが「俺はガンダムで行く!」と力強く宣言し、RX-78-2 ガンダムへと変化した。このセリフはもともと英語で書かれていたが、スピルバーグ監督の意向で、森崎が考えた日本語に変わったのは周知の事実だ。「当時僕が知っていた一番の名セリフは『アムロ行きます!』でした。それをゲームの中で言ってみるとどういう風に聞こえるのか? といろいろ考えた結果、最終的に辿り着いたのがあのセリフでした」

 スピルバーグ監督や「ガンダム」との出会いで、森崎の役者人生が大きく動き出した。『レディ・プレイヤー1』への出演がなければ「俳優を続けていたかもわからないです」と語る森崎は、「それくらい、僕の人生を百八十度変えてくれた作品です」と改めて感謝した。

『ガンダムSEED』最新作で2度目の“モビルスーツ搭乗”

ブラックナイトスコードの主力機体たち - (C) 創通・サンライズ

 『レディ・プレイヤー1』から約6年後、ガンダムシリーズの声優に抜てきされた森崎。「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」の魅力について、「子供の時に観ていたとしても、すごくワクワクさせられる作品。未知との遭遇ではないですけど、初めて観る画がたくさんあり、純粋にロボットアニメとしてのロマンが詰まっています。また、現代の人類に対するメッセージも多く盛り込まれていると感じます」と熱弁する。

 森崎が担当したのは、劇場版で初登場するグリフィン・アルバレスト。ユーラシア連邦から独立した国家「ファウンデーション王国」のアウラ女王に仕える親衛隊・ブラックナイトスコードの隊員。「向こう見ずな性格で勢いがあります。戦闘能力も非常に高く、絶対的な自信を持っている人物です」とキャラクターを表現する。

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 監督の福田己津央からは、「周りのキャラクターはめちゃくちゃ濃いから、とことん全力でやってほしい」と指示があったそうで、「監督の言葉の意味が、アフレコが終わる頃にようやくわかりました。ヘトヘトになるまで声を乗せて、声優の難しさを痛感しました」と森崎。劇中では、グリフィンがモビルスーツに搭乗するシーンもあり、「人生で二度モビルスーツに乗れるなんて、滅多にない経験なので、非常に興奮しました」と声を弾ませた。

 『ガンダムSEED FREEDOM』のアフレコで得た知識や経験は「体に染みついているはず」と森崎。「自分の引き出しになったものがありますし、また違う作品で声のお仕事をやる時に、それが生かされる場面があると思います。ただ、それを自分の武器として身に付けるには、4~5作ほど経験しただけでは足りない気がしていて、先はまだまだ長いです」と力を込める。

どんなに小さなことでも全てリンクしている

海外活動も視野に!

 2023年は、森崎にとって怒濤の一年だった。アーティストとして、特撮ドラマ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の主題歌&エンディングを担当。役者としてミュージカル「SPY×FAMILY」の座長を務めたほか、大河ドラマ「どうする家康」では徳川秀忠を熱演した。

 「縁をテーマにした『ドンブラザーズ』の主題歌&エンディングを担当して、その縁が、俳優としてもいろんなところに繋がり、『縁ってこんなにも繋がっていくものなんだ』ということを感じて、自分の中に深く刻まれた年になりました」

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 「スピルバーグ監督が『俺はガンダムで行く!』と僕をガンダムに乗せてくれた瞬間から、『ガンダムSEED』までが全部繋がっている」と自身のこれまでのキャリアを振り返った森崎。「前の年にやったことが、どんなに小さなことでも全てリンクしているということは、大きな作品に参加すればするほど実感します。『あの時こうして立ち向かったから、今自分の力を発揮できるようになった』『あの時ご一緒したスタッフさんに呼んでいただいた』と無駄なことは一つもないんだということを、改めて実感した1年でした」

 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開される2024年。森崎の仕事に打ち込む姿勢は変わらず、「今後の活動にリンクできるようなことに、もっと挑戦したい」とさらなる高みを目指す。海外での活動も視野に入れており、『ガンダム』で再び世界に飛躍する日もそう遠くない。「『ガンダム』は日本が世界に誇るコンテンツの一つ。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』も世界的に広がっていくはずですし、自分がその一員になれたことは本当に誇りに思います」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は全国公開中

森崎ウィン、念願のガンダム声優に!「俺はガンダムで行く!」からつながった縁『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』単独インタビュー » 動画の詳細
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