『ウォンカ』ヒュー・グラント、6年ぶり来日にご機嫌！「ウンパ、ルンパ！」と歌い出す
俳優のヒュー・グラントが20日、六本木ヒルズアリーナで行われた映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』（12月8日全国公開）のマジカル・チョコレート・ナイトに出席。映画『パディントン2』（2017）以来、約6年ぶり8度目の来日となったヒューは、終始ご機嫌な様子で日本への思いを語った。イベントには主演のティモシー・シャラメ、監督のポール・キング、プロデューサーのデヴィッド・ハイマンとアレクサンドラ・ダービシャーも参加した。
『パディントン』シリーズのキング監督が、『チャーリーとチョコレート工場』に登場するエキセントリックな工場長ウィリー・ウォンカの若かりし頃を描く本作。ヒューは、ウォンカの宿敵となるオレンジ色の小さな紳士・ウンパルンパを演じている。
会場に集まったファン1,200人とつかの間の交流を楽しんだ後、ステージに立ったヒューは「日本の皆さんは自分の作品をずっと温かく観てくれるんですよね。あそこにいる女性以外はね」とジョークを交えてコメントしつつも、「この作品は本当にティモシーがすばらしいので、気に入ってもらえたらうれしいな」と日本のファンにアピール。ティモシーが「ヒューだってすばらしいよ！」と返すと、ヒューもご機嫌な様子で「ウンパ、ルンパ！」と歌い出し、会場を沸かせた。
日本の印象について問われたヒューは「日本は本当に楽しくて、日本に来ると楽しすぎるというのが課題だったりもします。楽しすぎて体調が悪くなって、取材に来たジャーナリストをガッカリさせてしまったこともあった」とジョークを飛ばしながらも、「実は今回、妻も来日しているんですけど、彼女はざるのように飲むんですよ」と日本を満喫している様子だった。
ヒューふんするウンパルンパは、ウォンカの部屋に忍び込み、夜な夜なチョコレートを盗む一方で、時には力を貸してくれる謎めいた存在。ウンパルンパをどのように演じたのか質問されると、ヒューは「そうだね……」としばし考え込んだ様子を見せ、「実は今でもどうやって演じたのか、技術的にわかってなくて……カメラがたくさんついているヘルメットをかぶりながら、撮影したことだけは覚えてるね」と振り返った。（取材・文：壬生智裕）
