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呪われた事件を演じる女優に憑依したのは…『リング』脚本家・高橋洋監督作『ザ・ミソジニー』予告編公開

『ザ・ミソジニー 』ポスタービジュアル
『ザ・ミソジニー 』ポスタービジュアル - (c)2022『ザ・ミソジニー』フィルムパートナーズ

 映画『リング』(1998)、『女優霊』(1995)の脚本家にして、コンスタントに監督作を発表し続けている高橋洋が監督・脚本を手掛けた新作長編『ザ・ミソジニー』の本予告編とポスタービジュアルが公開された。何かが蠢く洋館で、2人の女優が呪われた事件を題材にした舞台を演じる。

映画『ザ・ミソジニー 』予告編

 『リング』や『呪怨』シリーズなどを手掛けた、Jホラーを代表する脚本家にして、恐怖にまつわる意欲的な監督作品の数々でも知られる高橋。前作『霊的ボリシェヴィキ』から4年ぶりの長編最新作となる『ザ・ミソジニー』は、ある山荘を舞台に、謎めいた母親殺しの事件を題材にした舞台の稽古に挑む、2人の女優を描く。

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 女優で劇作家のナオミは、かつて自分の夫を略奪した、女優ミズキを夏の間だけ借りた山荘に呼び寄せ、芝居の稽古を始める。題材となるのは、ある謎めいた母親殺しの事件。マネージャーの大牟田と共に山荘を訪れたミズキは、母親を殺した娘を演じるうちに、事件が起きたのはこの屋敷ではないかと疑い始める。ナオミ役を『翔んで埼玉』などの中原翔子、ミズキ役を『truth ~姦しき弔いの果て~』などの河野知美、大牟田役を横井翔二郎が務める。

 公開された予告編は、河野演じる女優ミズキが、横井演じるマネージャーの大牟田とともに山荘を訪れる場面から始まる。何かが蠢く洋館の不気味な気配や、中原演じる劇作家ナオミの佇まい、そして暗がりにうっすらと浮かぶ「何か」など、Jホラーの立役者の一人として恐怖を描いてきた、高橋監督の作家性が強く窺える仕上がり。ラストには、観る者全てを驚愕させるような、衝撃的なビジュアルが浮かび上がる。

 本作は、新宿シネマカリテで開催される「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2022」内で、一般公開に先駆け、7月24日にプレミア上映。9月9日からシネマカリテほかで全国公開される。(編集部・入倉功一)

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