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映画監督・青山真治さん死去、57歳 食道がん闘病中に容体急変

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青山真治監督(写真は2020年10月撮影)
青山真治監督(写真は2020年10月撮影)

 映画『共喰い』『空に住む』などで知られる映画監督の青山真治さんが3月21日午前0時30分に亡くなった。享年57歳。青山監督は昨年春頃より食道がんの治療を続けていたが、容体が急変したのち半日後に静かに息をひきとったという。

【写真】青山真治監督、笑顔で多部未華子と

 青山監督の所属事務所の公式サイトでは25日、「弊社 映画監督 青山真治 儀は、かねてより入院加療中のところ令和4年3月21日 午前0時30分、享年57歳にて永眠いたしました。本来ならば早速お知らせ申し上げるべき処でございましたが、ご通知が遅れました事を深くお詫び申し上げます」と発表。妻の女優・とよた真帆は「病院から容体が急変したとの連絡を受け駆けつけ、声をかけましたら私の目を見て2回頷き、手をぎゅっと握り返してくれました。それから半日、最後は眠るように静かに息をひきとりました。結婚して20年、優しくて勉強家だった夫にもらった時間、愛情に深く深く感謝しています。今は青山真治の魂が、自身の思い描く素敵な世界にいけるよう強く願っています」と自身の公式サイトでつづっている。

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 新型コロナウィルス感染症の拡大防止を踏まえ、葬儀は近親者のみで家族葬にて執り行い、後日お別れの会を予定しているという。

 青山監督は、近年では『空に住む』が2020年10月23日に公開され、公開記念舞台あいさつに登壇。出演者に「おそば屋さんで、別のおそば屋さんの話をしていたの? やめなさいよ」とツッコミを入れるなど和やかなトークを繰り広げていた。

 青山監督は、1964年福岡県北九州市出身。1996年に地元・福岡の門司を舞台にした『Helpless』で長編映画デビュー。海外での評価も高く『EUREKA ユリイカ』(2000)と『月の砂漠』(2003)がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、『EUREKA ユリイカ』が国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をダブル受賞。『東京公園』(2010)が第64回ロカルノ国際映画祭で金豹賞(グランプリ)審査員特別賞を受賞した。そのほか、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(2005)がカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品、『こおろぎ』(2006)と『サッド ヴァケイション』(2007)で2年連続でベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に招待された。(編集部・石井百合子)

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