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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で集結の歴代ヴィラン、当初はカメオ出演程度の予定だった

MCUにやってきたエレクトロ、サンドマン、リザード
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 映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(全国公開中)の脚本を執筆したクリス・マッケナが、歴代シリーズのヴィランが集結する本作のストーリーについて、 The Wrap のインタビューで語っている。

【画像】新スーツ登場!『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

 トム・ホランドが主演を務めるシリーズ三部作の完結編となる本作。ドクター・ストレンジが唱えた呪文の影響でマルチバースが開かれ、グリーンゴブリン、ドック・オク、エレクトロといったシリーズの歴代ヴィランが別次元から襲来するが、当初は前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』から直結する別のストーリーが練られていた。

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 「私たちは『OK、前作で起きた事件のその後を扱うことはわかっているけど、その後は何が起こる?』という状態だった。そして、本作で描かれているストーリーとは違う道を辿りました。(マーベル・スタジオ社長の)ケヴィン・ファイギの案かどうか定かではないですが、ヴィランたちが何かを起こし、それを本編の最後でチラッと映す予定でした」とヴィランたちはカメオ出演程度だったと明かしたクリス。その後、思うような脚本が出来上がらない状況で、ケヴィンが「歴代ヴィランを集結させる」ストーリーを提案したという。

 「ケヴィンが『ヴィランが総集結するアイデアを覚えてる? シニスター・シックス(スパイダーマンの悪役によって結成されたチーム)のアイデア。それを映画でやってみたらどうだい? それについて描く作品だよ』と言っていたんです。そこから全てが開いていきました」とクリス。本作にドクター・ストレンジを登場させることは既定路線だったことから、マルチバースを活用してヴィランたちがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に集まるシナリオが自然に生まれたと見られる。

 ちなみに、クリスはスパイダーマンの宿敵クレイヴン・ザ・ハンターを悪役候補として検討していたことも明かしており、主演のトムもColliderで認めている。クレイヴンことセルゲイ・クラヴィノフが主役となる単独映画はアーロン・テイラー=ジョンソン主演で進行中で、2023年1月13日全米公開予定。(編集部・倉本拓弥)

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