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松本穂香、映画初出演のロウ・モンロウに役づくりの秘訣をアドバイス

松本穂香
松本穂香

 松本穂香が14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたオムニバス映画『DIVOC-12』の完成披露イベントに登壇。本作に出演している映画初出演のロン・モンロウに役づくりについてアドバイスを送った。この日の舞台あいさつには松本とロン・モンロウとともに小関裕太藤原季節藤井道人監督、上田慎一郎監督、三島有紀子監督も登壇した。中盤には本作に出演する横浜流星からのビデオメッセージも紹介された。

松本穂香、小関裕太、藤原季節、ロン・モンロウら登壇!完成披露イベントの様子【写真】

 本作は、ソニーグループが立ち上げた「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」の支援活動の一環として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優の継続的な創作活動を支援する映画製作プロジェクト。『新聞記者』の藤井監督と『カメラを止めるな!』の上田監督、『幼な子われらに生まれ』の三島監督の3名がプロジェクトの中核となって映画制作を牽引していくほか、一般公募より選ばれた新人監督を含む総勢12名で映画が制作された。

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 上田監督の『ユメミの半生』でヒロインのユメミを演じた松本は、撮影現場の雰囲気を懐かしみつつ「普段できない経験ができた。楽しみながらやれました」と感慨深げ。上田監督についても「最初から、とにかく楽しそうにやっていて、撮影中の『もう一回』も『OK』みたいな口調で言ってくれる。私たちも明るい気持ちでやれました」と感謝の気持ちを述べる。

 そんな松本も「ユメミの役を穂香ちゃんにお願いしてよかった」と奮闘を称える上田監督。「クランクアップのときにも言ったんですけど、ユメミちゃんがどんな子だったかっていうことを逆に僕に教えてくれたような気がしたんです。僕が描いたキャラクターなのに。生きたユメミを演じてくれた」と役に魂を吹き込んだ松本の演技に感銘を覚えたとのこと。

DIVOC-12
松本穂香(中央)とロウ・モンロウ(左から3番目)

 また、本作の一編である藤井監督作で映画初出演を飾ったロウ・モンロウが松本に「これから私、女優の仕事をやりたいのですが、役づくりの秘訣を聞きたい」と質問を投げかける一幕も。これに松本は「私が思うのは、台本に書かれている時間以前に(演じる役が)どんな人生を歩んできたのか、想像力を働かせて考えることを大切にしています」と丁寧に回答。モンロウを感激させた。

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 さらに、三島監督の作品に出演した藤原は、役づくりのために舞台となる東北の三陸地方まで出向いて、そこで生活するなど、役を生きようと努力していたという。エピソードを紹介した三島監督が藤原に「(演じた)アユムという人間を産んでくれてありがとう」と感謝の気持ちを述べると、藤原も思わず感極まって目に涙を浮かべる。

 藤原は「(アユムの)寂しさを少しでも理解したいと思って」と東北まで出向いたことを涙ながらに振り返り、「僕も三島監督や(共演した)富司純子さんと出会えてよかった」とコメント。会場からは二人のやりとりに拍手が起こると、藤原は「舞台あいさつで泣くのは嫌なんだけど」と照れ臭そうな表情も見せた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『DIVOC-12』は10月1日より公開

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