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圧巻の群舞シーンも!傑作ミュージカルを映画化『イン・ザ・ハイツ』熱狂の本編映像

「歌え! 世界まで響かせろ!」
「歌え! 世界まで響かせろ!」 - (C) 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

 『クレイジー・リッチ!』などのジョン・M・チュウが同名のブロードウェイ・ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』(7月30日より公開)より、キャストと総勢60名のダンサーが群舞する熱狂のダンスシーンを切り取った本編映像が公開された。

魂のライムを聴け!『イン・ザ・ハイツ』本編映像【動画】

 本作は、トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞したリン=マヌエル・ミランダによるブロードウェイ舞台劇を、彼自身の製作で映画化したミュージカル映画。祖国を離れてニューヨークの片隅にある街ワシントン・ハイツに暮らしながら、自分の夢を追いかける青年たちの姿が描かれる。

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 今回公開された本編映像では、アンソニー・ラモスふんする主人公ウスナビが意気消沈するワシントン・ハイツの住人たちを鼓舞するシーンが切り取られている。みんなの居場所である街がなくなってしまうかもしれない危機を迎え、アパートに囲まれた空き地でうなだれる人々。そこへやってきたウスナビは「このまま引き下がるのか? 現実を嘆くより、俺は旗を掲げたい!」と力強く宣言し、「歌え! 世界まで響かせろ!」と熱いラップに思いをのせて声をあげるのだった。

 すると、ウスナビを見た周囲の人々の表情に希望が宿り、ウスナビと共に歌い踊りだし、見ていたバネッサ(メリッサ・バレラ)もウスナビのダンスの誘いに笑顔で承諾。見守るみんなのテンションが最高潮に達したところで、さらに情熱的な群舞が繰り広げられることになる。このシーンはキャストと総勢60名のダンサーが2週間にわたって夏日の蒸し暑さに耐えながら撮影されたという。監督の「カット」がかかった後もお祭りムードは冷めやらなったという熱狂の撮影を感じさせるシーンに仕上がっている。

 ウスナビ役を務めたアンソニー・ラモスは「この作品は夢を求めて奮闘する人間の姿を描いている人生賛歌なんだ。故郷にとどまる人や離れる人、進学を決める人、悲願を叶えるために地元を出る人、さまざまなキャラクターの物語が交錯する。作中に登場するハイツの住民のルーツはさまざまでメキシコ、ドミニカ共和国、コロンビアから来た人もいる。この映画では音楽にのせて自分たちを表現しているんだ。歌やダンスやラップを通せば、自分たちの主張をコミュニティーの内外に発信できるんじゃないかな。音楽は世界の共通言語だからね!」と力強く語る。

 また、作品に込められたメッセージについて「自分は独りじゃない、と感じてほしいな。すべての人の物語が大切で優劣なんてないんだ。世界が皆の物語を必要としている。この作品を観た人が勇気づけられ力が湧いてくることを願っているよ」と熱いコメントを寄せている。(編集部・大内啓輔)

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