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阿部寛、16年前の「ドラゴン桜」反響振り返る 続編は「原作を超えたい」

「ドラゴン桜」制作発表会見に登壇した阿部寛
「ドラゴン桜」制作発表会見に登壇した阿部寛

 俳優の阿部寛が14日、主演を務める日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系、4月25日より毎週日曜よる9時~放送※初回25分拡大)の制作発表会見に出席。2005年に放送された前作の反響を振り返ると共に「原作を超えたい」と意気込みを語った。会見には長澤まさみ高橋海人King & Prince)、南沙良平手友梨奈加藤清史郎鈴鹿央士志田彩良細田佳央太及川光博も出席した(高橋海人の「高」は「はしごだか」が正式表記)。

【画像】「ドラゴン桜」続編、桜木&生徒役キャスト集結!

 2005年に放送され大ヒットした学園ドラマ「ドラゴン桜」の続編となる本作。2018年から漫画雑誌「モーニング」で連載中の三田紀房の「ドラゴン桜2」を原作に、型破りだが理にかなった勉強法で生徒たちを東大合格に導いてきた元暴走族の弁護士・桜木建二が、いまの時代の生徒たちに合わせ進化した“桜木メソッド”を元に、学力と人間力を向上させていく姿を描く。

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 16年ぶりに桜木建二として帰って来た阿部は「日曜劇場でまた『ドラゴン桜』をやれることに感謝します」と述べると、「結構冒頭からアクションシーンがあるなど、前作にない展開になっています」と期待を煽る。

 前作の放送終了後、阿部は「芸能界を含め、多くの人から『勉強をしなかった子どもが、この作品を観て勉強に興味を持って、いい大学に入ることができたんです』って声を掛けてもらうことがありました。そういう話を聞くと、改めて影響の大きいドラマだったんだなと思って、すごく嬉しいですよね」としみじみ。

 当時とは受験の仕組みや生徒たちを取り巻く環境も大きく変わっているが、阿部は「もちろん16年前とは勉強方法は大きく違う。昔ながらの体力勝負的な勉強法にプラスして、いまの時代に合った最前線の勉強法をミックスさせ、原作を超えるような作品にしたいです」と強く意気込む。

水野直美役を続投する長澤まさみ

 そんな16年前の作品で、生徒として東大を目指した水野直美を演じた長澤は、本作でも同じ役柄で続投。桜木の経営する法律事務所に入所し、生徒たちを東大合格に導く立場として出演する。

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 長澤は「長い時間を経て、同じ役を演じることができる機会はそうそうないので嬉しいですね」と笑顔を見せると「今回水野がやろうとしていることは、桜木先生への恩返し。今後の時代を担う若い人を導く立場になるので、責任は重大なのですが、台本を読んでいると、自分は生徒を後押しする立場なのに、桜木先生の言葉に鼓舞されている。やっぱりいつまで経っても桜木先生は唯一無二なんです」と桜木という存在の大きさを実感しているようだった。

 桜木先生の言葉は、多くの人生に影響を与えてきた。阿部は、俳優人生のなかで刺激を受けた出会いや言葉について問われると「デビューしたての22歳ぐらいのとき、右も左も分からないなか、僕は監督の言う通りにやっていました。そうしたら撮影が終わったあと、老年のカメラマンさんから『阿部くん、自分の身は自分で守れよ』と言われたんです。そのカメラマンさんはかなり酔っぱらっていたのですが、何か心に残っていて、その言葉を胸に抱いてここまでやってきました」と若かりし日のエピソードを披露した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で半年以上放送が延期された本作が、ようやくスタートする。阿部は「いまの世の中に元気を届けられる作品を目指して、頑張って撮影に臨みたいと思っています。是非多くの方々に観てほしいです」と視聴者に呼び掛けた。(磯部正和)

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