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佐藤二朗×山田孝之×仲里依紗『はるヲうるひと』6月4日公開決定

3兄妹を演じる佐藤二朗監督、山田孝之、仲里依紗
3兄妹を演じる佐藤二朗監督、山田孝之、仲里依紗 - (C) 2020「はるヲうるひと」製作委員会

 コロナ禍の影響で公開が延期されていた映画『はるヲうるひと』の新公開日が、6月4日に決まった。俳優の佐藤二朗が原作・脚本・監督を手掛け、出演もしている本作。「奇跡のような作品」と佐藤監督が語る最新のコメント映像も公開された。

「奇跡のような作品」佐藤二朗監督のコメント映像

 本作は、佐藤監督が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」で2009年に初演、2014年に再演された舞台を映画化した作品。主演に山田孝之を迎え、その兄妹を佐藤監督、仲里依紗が演じ、向井理坂井真紀らが共演。映画化を望んでいた佐藤監督が約5年をかけて完成させた。

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 佐藤監督いわく、「架空の島の売春宿で、生きる手触りが掴めず、死んだ様に生きる男女が、それでも生き抜こうともがく壮絶な闘いのおはなし」。売春宿が点在する島を舞台に、行き場のない思いを抱える男女の姿を描く。6月4日よりテアトル新宿ほか全国公開。(編集部・小松芙未)

▼佐藤二朗監督のコメント

皆さん、こんにちは、こんばんは、佐藤二朗です。僕が監督をした映画『はるヲうるひと』、コロナの影響で公開が延期となっておりましたけれども、6月4日にいよいよ公開が決まりました。試写をご覧になったあるベテラン記者さんの言葉です。≪皆が皆、必死が滲むような芝居をしている≫本当に、撮影期間中、役者それぞれが、簡単には登れないような山にそれぞれ生傷を抱えながら、自分が生きる為に必死に登り詰める、そんな芝居を役者全員がした、奇跡のような作品だと思っています。架空の売春宿という独特の空間を舞台にしたこの映画を、映画館という日常とは違う何物にも代えがたい空間でご覧頂きたい、そう思っています。6月4日です、いよいよ公開です。

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