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コロナ禍で存続危機…青森の映画館がクラウドファンディングで支援募る

クラウドファンディングのプロジェクト名は「シアター救出大作戦! ~コロナに負けるな!!~」
クラウドファンディングのプロジェクト名は「シアター救出大作戦! ~コロナに負けるな!!~」

 コロナ禍で存続の危機に瀕している青森県の映画館・青森松竹アムゼ(青森市)とシネマヴィレッジ8(つがる市)が、クラウドファンディングを4月30日に開始。目標金額を2,000万円とし、支援を募集している。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響は深刻で、同館の観客は3月から目に見えて減少しているという。青森松竹アムゼは4月29日まで、シネマヴィレッジ8は4月18日まで営業したものの、売り上げは前年同月の10%未満。両館とも5月29日から営業再開となるが、座席稼働率を制限せざるを得ない状況に加え、客足が戻るまでには時間がかかると予想されることから、劇場をなくさないためには、クラウドファンディングを達成する必要がある。

 クラウドファンディングは6月17日まで行っており、集まったお金は店舗賃料やスタッフ人件費といった、観客を迎えられない期間の運転資金として使用される。目標金額は2,000万円。5月27日時点で約830万円が集まっているが、ゴールに向けてまだまだ応援が必要な状況だ。

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 支援のリターン(7月中旬~発送予定)には、コロナ禍が過ぎた後に同館で利用できる「ミライのチケット」や、有効期限の間は青森松竹アムゼとシネマヴィレッジ8共通で使用できる「鑑賞パスポート」、劇場を貸し切り利用できる「貸し切りシアター」をはじめ、「第5代ねぶた名人 千葉作龍 書き下ろしねぶた下絵(レプリカ)」「当館ロゴ入り オリジナルTシャツ(ねぶた下絵入り)」など多彩な選択肢が用意されている。(編集部・吉田唯)

館主挨拶

<クラウドファンディングプロジェクト「シアター救出大作戦! ~コロナに負けるな!!~」より>

『劇場版 機動戦士ガンダム』興行の手伝いで足を踏み入れて以来、映画業界40年。

有限会社シネマセンター代表の野村央です。

青森市古川の旧青森松竹を引き継いでから25年、市民の皆様に支えられ育てられながら発展し、現在は青森松竹アムゼ(青森市)/シネマヴィレッジ8(つがる市)の2か所で映画館を運営しております。

映画館は、ご来場いただいて初めて価値があります。しかし、このコロナ禍で青森松竹アムゼ/シネマヴィレッジ8ともに自粛休館措置となりました。元より、三密で感染リスクが高いと言われてしまう映画館ですので、客足は激減しております。私も「映画を見に来てください!」とは言えません。

観客のいない劇場の姿は寂しくて仕方ありません。何とか存続して、コロナ禍が過ぎたらまた満席の劇場が見たい!皆様の笑顔が見たい!子供たちの笑顔が見たい!映画を通して、皆様と幸せな時間を分かち合いたい!

…しかし私には潤沢な資金がありません。運営資金が底をつき、このままでは映画館を続けていくことができません。また、皆様に映画をお届けするためにも、どうか厚いご支援をお願いします。

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