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大分「シネマ5」「シネマ5bis」16日より営業再開

「シネマ5」劇場外観
「シネマ5」劇場外観

 緊急事態宣言の発令により4月18日より休館していた大分市府内町の映画館「シネマ5」「シネマ5bis」が、5月16日より営業を再開する。再開にあたり支配人の田井肇さんに、感染予防対策や今後期待すること、懸念点などを聞いた。

 再開を前に、「映画を映画館で観られなかった間に配信などで映画を観ていて『やっぱり映画館で観たい』という欲求が高まった人たちが足を運んでくださることを期待したい」と心境を明かす田井さん。「社会のことや生き方について考えをめぐらすようになった人たちが、単なる娯楽では飽き足らず、骨のある映画や胸にしみる映画を観ていただけたら」とも話す。

 その一方で、懸念しているのは劇場がクラスターになること。「世の中の多くの建物の中は『密』であるにもかかわらず(今後、冷房を使用するようになればなおのこと)、映画館は暗いことで密室のイメージが高まりやすく、二の足を踏む人たちが少なからずいらっしゃるのではないか」

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 そのため、「シネマ5」「シネマ5bis」では感染予防対策を入念に準備しており、主に下記のような対応を挙げている。

1:原則として座席数の3分の1までに入場制限する。
2:次回入場者との接触を避けるため、休憩時間を30分設ける。
3:受付ではソーシャル・ディスタンスを守り整列していただく。
4:受付に飛沫防止パネルを設置。
5:ロビーでのソーシャル・ディスタンスも守っていただく。
6:マスクを着用していない方の入場はお断りする(100円でマスクの販売も行う)。
7:消毒液を設置し、入館・退館時の手指消毒を促す。
8:発熱のある方は入場をお断りする。
9:手すりなど人が触れる場所の消毒をこまめに行う。

 5月16日より『ナイチンゲール』『時をかける少女』(実写映画・1983)『心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist-』、23日より『淪落の人』『暗数殺人』『娘は戦場で生まれた』(※再映)、30日より『もみの家』『人間の時間』『ロミオとジュリエット』(バレエ)『レ・ミゼラブル』(2020※再映)、6月6日より『栄光のマイヨジョーヌ』『スウィング・キッズ』(※再映)『在りし日の歌』『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』(※再映)『精神0』、以降、『21世紀の資本』『酔うと化け物になる父がつらい』『最高の花婿 アンコール』『恐竜が教えてくれたこと』『白い暴動』『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』を上映予定。(編集部・石井百合子)

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