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NEWS加藤シゲアキ、金田一耕助に!「犬神家の一族」SPドラマ、イブに放送

金田一耕助ルックの加藤シゲアキ
金田一耕助ルックの加藤シゲアキ - (C)フジテレビ

 NEWS加藤シゲアキが、これまで度々映像化されてきた横溝正史のミステリー小説をスペシャルドラマ化する「犬神家の一族」で名探偵・金田一耕助にふんすることが26日、フジテレビより発表された。12月24日、クリスマスイブに放送される(夜9時30分~11時33分)。加藤は、石坂浩二古谷一行らベテランが演じてきた金田一役に「ここに自分の名前が並ぶことが憚(はばか)れるような多くの名優が演じたことを思うと、改めて事の大きさに気が付かされました。役者なら誰もが憧れる有名なキャラクターであることは間違いなく、とてもわくわくしていています。どのように金田一耕助を演じたら楽しんでもらえるか、まさに金田一耕助の様に”ぽりぽり”と頭を掻(か)きながら模索しています」と意気込んでいる。

【写真】2006年の映画版『犬神家の一族』

 原作は、信州財界一の犬神財閥の創始者である犬神佐兵衛が遺した遺言状を巡る骨肉争い、その中で起きる殺人事件の顛末を描くミステリー。広く知られる故・市川崑監督、石坂浩二主演の1976年の映画版では、戦地で顔に大怪我を負いゴムマスクを被った男・佐清(すけきよ)のキャラクターや、湖に沈む逆さ死体、菊人形に並ぶ生首など、ショッキングな描写が話題を呼んだ。

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 時代を超えて親しまれる原作に、加藤は「今回、演じるにあたり改めて読ませていただきましたが、“犬神家の一族”が書かれてから40年以上経っているにもかかわらず、今も全く色褪(あ)せない物語の求心力に脱帽させられました。ミステリーの様相を呈しながらも、人間の欲と愛憎にまみれた人間ドラマであること、だからこそ今も愛され続ける名著なのだと思っています」とその魅力を語っている。

 プロデューサーの金城綾香は金田一耕助のキャラクターを「高いコミュニケーション能力を持ちながらも、ときに無神経であったり、確かな推理力を持ちながらも身なりには無頓着であったり、相反する特色を同時に持っており、一言でいうと不思議な魅力のある人物」と紹介。加藤に金田一役をオファーした理由を次のように述べている。「平成最後の金田一耕助には、その不思議な魅力を存分に発揮していただける方がいいと思っておりました。加藤シゲアキさんは、アイドルグループNEWSのメンバーであり、そして俳優業、執筆業でも大変ご活躍されています。その時々で、違った表情を見せてくださる加藤さんに、平成最後の金田一耕助を演じていただきたいと思い、オファーさせていただきました」

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 脚本は、現在放送中のドラマ「天 天和通りの快男児」(テレビ東京)や「銀と金」(2017・テレビ東京)、映画『終わった人』などの根本ノンジ。演出を「西遊記」(2006)、「金田一耕助VS明智小五郎」シリーズ(2013・2014)、「セシルのもくろみ」(2017)などのフジテレビ系ドラマを手掛けてきた澤田鎌作が務める。

 「犬神家の一族」は、古くは1954年に片岡千恵蔵主演により『犬神家の謎 悪魔は踊る』のタイトルで映画化。1977年に古谷一行主演の横溝正史シリーズの一編として、1990年には中井貴一主演、2004年には稲垣吾郎主演でスペシャルドラマ化。1976年と2006年に市川崑監督、石坂浩二のコンビで2度映画化された。(編集部・石井百合子)

スペシャルドラマ「犬神家の一族」は12月24日夜9時30分~11時33分、フジテレビ系にて放送

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