樹木希林さん「見どころは?」の質問に苦言 『日日是好日』インタビュー映像

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『日日是好日』出演の樹木希林さん

 9月15日に75歳で亡くなった女優の樹木希林さんが生前、出演作『日日是好日』(10月13日公開)について語ったインタビュー映像が公開。共演した黒木華について、茶道のシーンのほか、明日何が起きるかわからない世界の現状をふまえ、「今の時代に必要な作品になれば」という切実な思いを明かした。

【動画】故・樹木希林さん『日日是好日』語る

 本作は、約25年にわたって茶道教室に通い続けた森下典子のエッセイを、『まほろ駅前』シリーズや『セトウツミ』などの大森立嗣監督が映画化。20歳で茶道を始め、その奥深さを知っていくヒロイン・典子(黒木華)の悲喜こもごもを描く。本作で、樹木さんは典子の師匠となる茶道教室の武田先生を好演している。

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 「タダモノではない」と噂の武田先生を演じるにあたり樹木さんは、初めは「大変かなと思った」と思っていたのが、原作者の森下と接したことによりアプローチを変えていったという。「森下先生が教わっている先生だと考えると、ちょっとざっくばらんなところがあり、普段は普通のおばさんでもいいかな、と肩の力が抜けました」。本編ではその言葉通り、プロフェッショナルにして愛嬌たっぷりの武田先生が見られる。

 一方、初共演の主演・黒木については高く評価しており「思った通りの、実に柔らかくてすべてのものをスイっと受け取って自分の中で消化してスイっと出す。そして自分の肉体というものを固めない。普通の女優さんだと普段の顔をいろいろ、かたち作っちゃう。普段は淡泊にしておいて、役のときに変わるという、一番理想的な役者の姿じゃないかなと」とその魅力を分析。「黒木さんが典子をやると言った段階でこの作品は成立したなと思いました」とまで言わしめた。

 本作の見どころについての質問には「よく、そういうおんぶにだっこの質問をするの。見どころは、なんて。見どころは自分で見つけてください、というのが観た方へのお願いなんですけど」と笑いながら苦言。しかし、原作が生まれたのが12年前であることをふまえ、こう続ける。「あの時代とは違って、今の地球がいつどうなるかわからないような、隣の国もわからない、トランプさんもあんなふうだし、いつもスイッチ押せるカバン持ってるみたいだし。そういうときに、“こんなふうに何でもないことを、毎年同じことができるということが本当に幸せなんですね”という武田先生のセリフがありますが、やはりそこに行きつく、今の時代に必要な作品になればいいなと思いました」

 最後には、人はいくつになっても「踏み迷う」ものだと説き、そんなときに救いとなるものについて、樹木さんらしいアドバイスを贈っている。(編集部・石井百合子)

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