坂本龍一、台風接近の釜山ワールドプレミアで「映画と現実がリンク」

第23回釜山国際映画祭

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左からカン・サンウクプロデューサー、坂本龍一(音楽監督)、静野孔文監督、江口摩吏介(作画監督)

 「ティラノサウルス」シリーズで知られる絵本作家・宮西達也の同名絵本を原作に、日中韓の三か国共同で制作されたアニメーション映画『マイ・ティラノ:トゥゲザー、フォーエバー(原題)/ My TYRANO:Together, Forever』が第23回釜山国際映画祭オープン・シネマ部門に出品され、5日にワールドプレミア上映。6日に行われた記者会見に、同作のカン・サンウクプロデューサー、静野孔文監督、江口摩吏介作画監督、坂本龍一音楽監督が出席した。

【写真】坂本龍一、釜山ハンドプリント・セレモニーへ

 絵本「ずっとずっといっしょだよ」は、他人には明かせない孤独を抱えるティラノサウルスと親を亡くした子供のプテラノドンのプノンが空に続く楽園を探す旅をしながら友情を育む物語。

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 会見前日に台風が接近する中、屋根付きの野外劇場でワールドプレミア上映の感想を尋ねられた坂本は「スクリーンの中に嵐のシーンが登場するが、会場の外は大荒れの天気。映画と現実がリンクして貴重な体験だった」と語り、「スクリーン横の大型クレーンが倒れてきたらどこに逃げようかと考えていた」と恐怖体験を語ると、司会者は「そうでなくても観客からは“リアル4DXだった”という書き込みが多かった」ことを明かした。

ハンドプリントを行った坂本

 カン・サンウプロデューサーは、坂本に音楽監督をお願いできないかとパートナーである手塚プロダクションの清水義裕取締役に相談したところ、坂本が承諾したと聞いて冗談ではないかと思ったそう。これについて坂本は「このようなアニメーション作品は、子供から親世代である大人までの広い年齢層を対象せねばならない、ハードルの高い難しい作業でこれまでは避けていました」と切り出し、引き受けた理由を説明。「ですが、自分は子供の頃に『鉄腕アトム』を観て育ち、手塚治虫さんを尊敬していますし、手塚プロダクションからの依頼でもあり、お受けしました。ですが今はハメられてしまって……」と述べながら笑みがこぼれる。

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 会見の最後に釜山国際映画祭に参加した感想を問われると「これまで何度も誘われていたが、やっと来られました。来て感じたのは、まずは釜山が想像以上に都会だということ。2番目にこれまで自分が参加した映画祭の中でも一番レッドカーペットが長かったこと。3番目は韓国映画をよく観ていて、実際に多くの俳優に会えたのは嬉しかった」と満喫した様子。一方で、「ただ、自分の大好きなキム・テリには会えなかった」と『お嬢さん』『1987、ある闘いの真実』などで知られるキム・テリの不参加を残念がっていた。

 野外ステージで行われるはずだった坂本のハンドプリントが会見終了後、同会場で行われ、多くのファンが見守る中、照れくさそうにしていた。(取材・文:土田真樹)

第23回釜山国際映画祭は13日まで開催

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