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沢尻エリカ、あまりの可愛さに共演の猫を引き取る『猫は抱くもの』

共演の猫が可愛すぎて引き取った沢尻エリカ
共演の猫が可愛すぎて引き取った沢尻エリカ

 女優の沢尻エリカが主演を務める映画『猫は抱くもの』の完成披露試写会が5日、都内で行われ、沢尻が共演した猫を撮影後に引き取ったことを明かした。この日のイベントには、共演者の吉沢亮コムアイ水曜日のカンパネラ)、監督の犬童一心が出席した。

沢尻エリカ&吉沢亮、猫ポーズ!『猫は抱くもの』完成披露【写真】

 本作は、思った通りの自分になれず、投げやりな毎日に慣れてしまった元アイドルの沙織(沢尻)と、自分を沙織の“人間の恋人”だと思い込んでいる猫(吉沢)が、自分らしい生き方を見つけていく物語。イベントでは、本作が上海国際映画祭のコンペティション部門に日本映画で唯一ノミネートされていることにも言及され、犬童監督が「中国の人にぜひ新鮮な気持ちで観てもらいたい」と嬉しそうにコメントした。

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 犬童監督は、以前から沢尻の女優としての才能に敬意を抱いていたといい、いつか自分の作品に出てほしいと思っていたことを明かすと、「今回は地味な役だけれど、そういう役を沢尻さんがやると新鮮なものになるんじゃないかなという思いがあり、彼女が持っている良さをクライマックスで見せていけたらいいなと思って声をかけたんです。引き受けてもらえて、すごくよかった」としみじみ。沢尻を前に「自分がもし猫だったら沢尻さんに抱っこされてみたい」と茶目っ気たっぷりに話すなど、沢尻への思いをストレートに表現した。

 沢尻も監督について「すごくチャーミングな監督だなって思っていたんです」と答え、「監督が作る猫作品でアイドルの役……なんか面白くなるんじゃないかって思ったので、即決しました」とコメント。劇中では元アイドル役で歌と踊りにも奮闘しており、その感想を求められると「大変でした」と思わず苦笑いを浮かべた。続けて「普段は歌ったり踊ったりしているわけではないので、やってこなかったことをやるので面白かったです」と感想を口にした。

 イベント終盤には、劇中に登場する猫の良男が登場。撮影後に沢尻は、あまりの可愛さにこの猫を引き取り、良男改め「グリグリ」と名付けて可愛がっていることを告白すると、「沢尻家で犬と猫と楽しく暮らしています」とにっこり。その良男を擬人化した姿を演じた吉沢は「なかなかペットを演じる機会はない」と改めて今回の役について触れ、「猫の動画を調べたりもしましたが、それこそ犬童監督が猫に詳しいので、いろいろ教えてもらいながらやっていました」と撮影を回顧していた。(取材・文:名鹿祥史)

『猫は抱くもの』は6月23日より全国公開

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