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梶裕貴、14歳で声優めざす!

さわやかな笑顔で登壇した梶裕貴
さわやかな笑顔で登壇した梶裕貴

 声優の梶裕貴が17日、自著「いつかすべてが君の力になる」の発売記念イベントに登壇した。梶は14歳で声優を志したことを明かし、「夢を探している中高生の子たちに何か届けられるものがあれば」と笑顔を見せた。

【写真】さわやか!梶裕貴の自著発売イベント

 河出書房新社の「14歳の世渡り術」シリーズの最新作として刊行された同書は、梶の下積み時代の苦悩から声優という仕事への思いまでを語った1冊。梶は「堅い教則本や声優人生を振り返るような内容なら受けていなかった。僕も14歳で声優になろうと思ったんです。夢を探している中高生の子たちに何か届けられるものがあればいいなと思って書きました」と本書を紹介した。

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 書籍を手にして「実際に発売されて本としてもらったときは、やっぱり嬉しかったです」と感想を述べ、「書いているときは、文章にする難しさやいろいろなハードルを感じましたが、できあがると自分以外の何物でもない本になりました」とコメント。「伝えたいものは文字からも出るんだなって実感しました」と執筆を通して新しい発見があったことをしみじみと明かした。

 「みなさんの感想を聞いても、僕らしい、エネルギーを感じる内容だという言葉をいただいたので、お芝居と同じで思いの強さなどが出たのかなって」と自著を分析すると、「僕の熱やエネルギーを感じてもらったみたいです。伝わって反応をもらえるのはうれしい」とにっこり。

 「14歳のころに知りたくても知れなかったことも、こういう本があれば当時参考にできたのに、というイメージで書きました。声優を目指したい人がいれば背中を押してあげたい」と梶。「声優がベースにありつつも、14歳というところで彼らがどうしたら人間として豊かに過ごしていけるか、ということを書いたつもりです。大人にとっては些細なことであっても、彼らにとっては息苦しく感じていることへの救いになるような面があればいいな」と本書に込めた思いを語った。(取材・文:名鹿祥史)

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