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舞台「レインマン」で藤原竜也&椎名桔平ダブル主演

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舞台「レインマン」で初共演する藤原竜也&椎名桔平
舞台「レインマン」で初共演する藤原竜也&椎名桔平

 藤原竜也椎名桔平が、ダスティン・ホフマントム・クルーズ共演のアカデミー賞受賞作に基づく舞台「レインマン」でダブル主演、初共演することが決定した。映画版でクルーズが演じた弟チャーリーに藤原、ホフマンが演じた兄レイモンドに椎名。大作に臨む藤原は、「トム・クルーズさんが演じたチャーリー役は素晴らしいので意識せざるをえませんが、舞台でしかできない表現を見つけたいと思います。自分にも兄がいるので、 今回の役には感情移入しやすいかもしれません。演出の松井さんと共にしっかり稽古をし、 自分にしかできないチャーリーをお見せしたいです」とそのプレッシャーと喜びを表している。

【写真】ダスティン・ホフマン&トム・クルーズ共演の映画版『レインマン』

 1988年にアメリカで公開された『レインマン』は、事業に失敗し窮地に陥った高級外車のディーラーのチャーリー(クルーズ)が父の遺産目当てに、長年疎遠になっていた重度の自閉症の兄レイモンド(ホフマン)を施設から連れ出し、トラブル続きの旅を繰り広げるロードムービー。アカデミー賞で作品賞をはじめ、レイモンド役のダスティン・ホフマンが主演男優賞に輝き、主要4部門を独占。2006年に日本で世界で初めて舞台化されたのち、2008年にロンドンのウエスト・エンドにて新たに舞台化。今回はこのダン・ゴードン脚本によるウエスト・エンド版の翻訳上演となる。上演台本および演出を、2011年に「自慢の息子」で第55回岸田國士戯曲賞を受賞し、小説家としても活躍する劇作家・演出家の松井周が担当する。

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 2006年版の舞台で弟チャーリーを演じた椎名桔平が、今回は兄レイモンドに挑戦する。椎名は「舞台『レインマン』は、過去に2度にわたって弟役を演じました。再演では、初演とは違ったアプローチを試みてキャラクターを演じ、 自分の中ではやり切った感もありました。しかし今回、兄役で演じる事には驚きと不安が入り混ざります」と複雑な心境を吐露。「映画ではダスティン・ホフマンさん、舞台では橋爪功さんが兄役を演じられ、その名演にただただ感銘を受けてきました。自分には時期尚早かなとも思いましたが、 弟役を通して兄役を見続けてきた事が、きっと力を与えてくれるのではと考えました」と役に懸ける思いを明かす。

 一方、弟チャーリー役の藤原は椎名との初共演に「俳優としてかっこいい生き方をされている方なので、 今から兄弟を演じるのがとても楽しみです。芝居だけでなく、芝居以外でも、俳優としてたくさんのことを学ばせていただきたいと思います」と期待。椎名も「藤原竜也さんは蜷川幸雄さんの舞台で数々の優れたお芝居をされてきたとの印象があります。この作品は2人の兄弟としての成り立ちが軸になるので、その関係性を協力して繊細に作っていけたらと思っています」と藤原とのコラボレーションに意気込みを見せる。

 その他のキャストに中越典子横田栄司吉本菜穂子渡辺哲が名を連ねている。(編集部・石井百合子)

「レインマン」は7月20日~8月4日、新国立劇場 中劇場(東京・初台)にて上演
※静岡、福岡、大阪、宮城、名古屋にて地方公演あり

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