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船越英一郎「逆境こそがエネルギー」平成の“赤ひげ”に手応え

赤ひげ役に挑んだ船越英一郎
赤ひげ役に挑んだ船越英一郎

 黒澤明監督の名作映画の原作でもある山本周五郎の「赤ひげ診療譚」をドラマ化する NHK BS プレミアムの時代劇「赤ひげ」(11月3日放送スタート)の試写会が6日、都内で行われ、新出去定(赤ひげ)役の船越英一郎と保本登役の中村蒼が出席。船越はMCを務めるテレビ番組「ごごナマ」と平行して本作の撮影に臨んだそうで、苦労をしみじみと振り返りつつ、「逆境こそがエネルギーになった」と力強くコメントした。

【他写真】中村蒼と肩を組む船越英一郎

 小石川養生所の責任者で、患者には医術だけでなく、患者の抱える事情にも踏み込んで献身的に面倒を見る通称“赤ひげ”と、その赤ひげに反発しながらも医師として生きる道を見いだしていく若い医師・保本の交流を描く本ドラマ。

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 船越は全8回の本ドラマについて「すでに原作は使い果たしたんですが、また次なる冒険にも出てみたい」と早くも続編に意欲。「僕だけでなく、(共演者の)みなさんも、ものすごいプレッシャーを抱えて現場にいるのがよくわかった。素晴らしい原作、素晴らしい前作ばかりのこの物語で、それに挑むというのは本当にプレッシャー。でもみんなで大冒険を楽しもうという空気が撮影中ずっと流れていた」と嬉しそうな表情を浮かべる。

 中村らを率いて撮影中、食事会を開くなど共演者とのコミュニケーションにも力を入れていたようで「お金は使いましたよ。みんな、よく食べたし、よく飲んだからね」と笑顔。「でも、京都の太秦撮影所ならともかく、東京での撮影だとあまり共演者とコミュニケーションをとる機会も少なくて、養生所のみんなを連れて行ったら、『普段、こんな機会は滅多にない』って驚かれた」と述べると、「チームワークや、オープンマインドで役に挑む、作品に関わっていくという環境をみんなで作れた」と胸を張った。

 撮影は4月から6月まで約2か月半行われたというが、MCを務めるNHK総合の「ごごナマ」と撮影がちょうどかぶったことも述懐。気持ちの切り替えなどが大変だったと明かしつつ、「今年はいろんなことが人生でたくさん出来た一年になりました。逆境こそがエネルギーになった」と感慨深げに話していた。(取材・文:名鹿祥史)

NHK BS プレミアムの時代劇「赤ひげ」は11月3日より、毎週金曜よる8時放送

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